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HIU公式書評ブログ Recitation

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堀江貴文イノベーション大学校(HIU)公式の書評ブログの朗読版です。 HIUメンバーによる書評を音声にしてお届け! この度、音声配信プラットフォームhimalayaが音声アップ…
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2022年1月の記事一覧

書評_推しのためなら死ねる___ぴえん_という病_SNS世代の消費と承認

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「ぴえん」という言葉をご存知だろうか?2019年頃から若者の間で流行しており、残念なときや…

書評_未来のわが子に送りたい__中学生にもわかる会社の創り方広げ方売り方

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昨今「終身雇用が難しい」と言われ大企業=一生安泰では無くなってきています。これからの時代…

書評_もう_組織が悪い_という言い訳は許さない__マーケティングとは_組織革命_である_…

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USJを瀕死の状態から救った、スーパーマーケッター森岡 毅。 彼が去った今もUSJは快進撃を続け…

書評_あなたの洗脳解いてみませんか___一生_の自信を_一瞬_でつくる本

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本書の内容はアドラー心理学に近いイメージを抱いたが、NLP(神経言語プログラミング)心理学…

書評_そして祈った_自分にも_長い眠りを与えて欲しい_と__装甲騎兵ボトムズ_ペールゼ…

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2007年から2008年に掛けて全12話のOVAが発売され、更に2009年1月には劇場版が公開されたアニメ…

書評_茶の湯を通して__千利休_日本人のこころの言葉_

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千利休は自ら言葉を綴る事をほとんどしなかった。利休の茶の湯そのものが思想であり、生き方で…

書評_より良い未来の為に__ゲノム解析は_私_の世界をどう変えるのか_生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来_

ゲノム解析のテクノロジーが発展すれば、今後みんなが自分の体の情報をリアルタイムで知る事ができ、健康増進に繋がる。そして、不幸な死を迎える人が少なくなり、いい未来に繋がると思う。さらに面白いと思ったのは、体質や疾患発症のリスクが知れるのは当然だが、モテ期を解明することも出来るかも知れないとのこと。(これでモテ期無かったらショックですけど。) しかし、これだけ素晴らしいテクノロジーがあるのにもかかわらず、まだ私達の生活に多くの事が関与してないのは社会の合意がなかなか得られないからだ。しかもゲノム解析は生命科学という分野で倫理的な問題もあるので、さらに時間がかかる。スマホを見ればわかるが、テクノロジーは加速度的に発展しているが、社会の合意は遅く、さらなるギャップが生まれてしまう。そして、このギャップを埋める事が今後のいい未来を築く鍵になると著者である高橋氏は訴えている。 最終章ではこのギャップを埋める考え方についてまとめてある。紹介されている考え方の一つでテクノロジーの流れは誰でも理解できるというのがある。日々情報を集めて流れる方向を見て、その先を見据えて考える事が大事である。となると、義務教育の現場でどんどん最新テクノロジーに触れる機会を作らないと将来的にギャップはなかなか埋まらないかなと思う。 この本が発行されたのは2017年で私は2021年に読んでいる。まさにギャップということで言えば今回の新型コロナウイルスワクチンだと思った。世界的にワクチンの有効性を発信してギャップを埋めた事で押さえ込みに繋がったと個人的には思う。なので、人々がより幸せに暮らすために、少しでも最新のテクノロジーを迎合する社会になればいいと思う。なぜならテクノロジーは本来、人を幸せにするものだから。 ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来 作者:高橋 祥子 ディスカヴァー・トゥエンティワン

書評_論理的に考えた上で___現役東大生が書いた_地頭を鍛えるフェルミ推定ノート

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「ミネラルウォーターボルビックの年間消費量はどれくらいですか?」 えっ!?分かるわけねー…

書評_最新の快眠メソッド___賢者の睡眠_超速で脳の疲れを取る_

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最近は睡眠不足が国民的に問題になっている。アメリカのシンクタンク「ランド研究所」が驚くべ…

書評_読みたい本に出会えるマッチングアプリ___THE_BOOKS_365人の本屋さんがどうして…

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「これだけは、どうしても届けたい」 書店へ取次店を介さずに直接商品を卸す、いわゆる直取引…

_書評_そうだ_俺の過去をズタズタにしたのは_あいつだった__装甲騎兵ボトムズ_ザ_ファ…

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放送終了後に制作されたOVAの三作目として、1988年3月に発売された『レッドショルダードキュメ…

_書評_女と男は陰と陽___最初の男_になりたがる男__最後の女_になりたがる女_夜の世界…

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「男の浮気は副業、女の浮気は転職活動?」。帯のキャッチコピーでつい購入してしまった。著者…

_書評_存在とは__超悟り入門_いつまで悟りにこだわっているのですか___

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「この世の存在はすべて情報次第でいくらでも変わってしまう」 この書籍の中で特に心に残った…

書評_自分とは_個性とは___自分_の壁

自分というものを掘り下げてみると実はあまり深くなく、どちらかと言えば周りの事がよく見えてくる、読んだ後、私はそう感じた。一見矛盾しているように感じるが、この本を読むと「なるほどなぁ」と腑に落ちてくる。自分が生かされているんだなぁと、しみじみ思う。 本の構成としては始めは自分の事についてフォーカスしているが、エネルギー問題や政治の話、情報社会など周りのことに広がってくる。そして、最後はまた自分の事について戻ってくる。最後の章では原点に戻ったけど、新しい視点を持って話を進めているように感じた。 特に印象に残っているのが伝統芸能の師弟の話だ。入門した弟子は、まず徹底的に師匠の真似をさせられる。それを10年、20年と続けていくと師匠と全く同じように出来ないことに気がついてくる。どこかがどうしても違ってくる。その違いこそが師匠の個性であり、また弟子の個性でもある。徹底的に真似をする事で個性は生まれてくる。しかし前提条件として師匠がきちんと基礎を学んでいる事である。でたらめな人であったら、どうしようもない。 この師弟の話を読んだ時に志村けんさんの言葉を思い出した。「非常識なことをするためには、まず常識を知らなきゃいけないんだよ。」 「自分」の壁(新潮新書) 「壁」シリーズ 作者:養老孟司 新潮社