最近の若者と鬼嫁と老害
最近の若者はまったくもう
とか
うちの嫁は出来が悪い
とか
舅、姑、老人が老害すぎる。
とか見聞きする。
◆ジェネレーションギャップ
「最近の若者は・・・」という言葉はわたしも祖父母、親、含めあちこちから言われてきた。
そして年を重ねた今、自分より年下の世代に対して同じことを思う時がある。
ジェネレーションギャップというやつだろうか。
もっと言えばカルチャーショックを受けることもある。
◆忘れる
いま30歳以上の人は当然10代、20代の頃があっただろう。
40代、50代の人は10代も20代も30代もあった。
60歳以上の人も然り。
昭和から令和へ時代は流れて、価値観も多様化した。
どんな時代も「いま」「目の前のこと」にとらわれて、多くの人が心の余裕をなくしていると思う。
他人を見るとき、その年齢の時の自分を忘れて「いまの自分が基準」になっている。
◆押し付ける
若かった昔のことは忘れて、いまの自分基準で価値観をおしつけようとするから、自分の価値観にはまらない人に対して妙なネーミングをしてしまう。敬愛から生まれたネーミングならいいが、実際はその逆だ。
「最近の若者」
「鬼嫁」
「老害」
年齢は違えど同じ人間だし、年上の方は人生の先輩でもある。
◆歩み寄り
その人の立場を考えたり、事情や気持ちを慮ったりすることは、すごく難しいことなんだろうか。
あの日、道徳で習ったことは難易度MAX難し過ぎて、どうにもならないものなんだろうか。
違った価値観を持ち寄って、分かり合うことは出来なくても、歩み寄りはできないのだろうか。
皆が皆、「自分が自分が」を主張し続けたら、つめたく悲しい世界になってしまう。