抽象的なことを考えるのが好きです。

抽象的なことを考えるのが好きです。

最近の記事

夏について思うこと

私は、夏という季節が好きだ。 正確には、夏という季節の終わり方が好きだ。 この日本列島を包む高温多湿の気候は全く、好きではないのだが、 この朝から晩まで、もううんざりだと思うくらいに暑く、多少の苛立ちさえ感じていた夏が、 ある日を境にパタリと無くなる瞬間がある。 その瞬間に、秋という季節に変わる。 気づいた時には、夏の温度が無くなり、蝉の音は無くなっている。 空気が乾き、冷たさを帯び、静けさを感じるようになる。 今まで散々人々を、猛暑でかき回して来たにも関わらず、終わ

    • 2024.7.29

      日記を書くぞ!と言ってから、継続ができず、気づけば前回の更新から4ヶ月ほど月日が流れてしまった。 どんなことがあったか振り返ってみたが、正直言ってここ数ヶ月間あまり記憶がない。 目まぐるしい日常を処理することで精一杯で、思い出すのは、仕事の資料やPCの画面ばかり。ほかの記憶がボケた映像として脳を過ぎ去っている。 その日その日、自分がどんなことを感じたのか、どんな経験が得られたのか振り返る脳のキャパシティーが足りてない生活を繰り返している。 日々、何かに追われ、疲れ切っ

      • 2024.4.17

        今日は、平日休み。 実は2ヶ月ほど前から、左足の人差し指から小指にかけて歩くたびに鈍い痛みが走っていた。その為、整形外科に向かっている。 私は病院に行くまでに時間がかかる。 まぁ、大丈夫だろう。と結構放っておくことが多い。 自分のこととなると、何でもかんでも後回しにしすぎる性質がある。 「性質」なんてかっこつけているが、単にただ怠惰なだけだ。 美容院に行くのもなんだか「今じゃないな…。」とか言い出すし、役所に必要な届け出をしに行くのもめちゃくちゃ時間がかかる。 基本的に、

        • 2024.4.13

          暖かい。すっかり春になってしまった。 この間まで、コートを着て首にはマフラーを巻いていたはずだったのに、もう、冬の感覚を忘れ始めている。 今年はもう、夏が始まろうとする匂いがしている。 私は初夏の空気の匂いが好きだ。薄着で、何も持たずにただ歩きたくなる。 淀んでいた自分の心に、初夏の空気が流れ込んで、全てを綺麗にしてくれるような気がする。全て吐き出して、どこまでも走り出せそうな気分になる。身軽になる。そんな匂いだ。 先週は、いろいろなことを自分の頭で受け止めて、永遠に思

        夏について思うこと

          2024.4.5

          昨日から引き続き雨。 霧のような靄が、町全体にかかって、景色が灰色に見える。 今週の私はどこかどんよりとした気分で、全体的に少し浮かない表情をしていた。 せっかく、あれほど恋焦がれた元交際相手と寄りを戻せたのに、未だにこの決断が正しかったのか疑ってしまう自分がいる。 相手への気持ちや自分の気持ちの整理が上手くつけられないまま、平日は急ぎ足で流れていく。 心の余裕がどんどんなくなっていく。何かが削れていく。 私は、昔から何か頭の中に悩みを抱えていたい性質なのか、1つ悩みが解

          2024.4.2

          今朝は、良い天気で絶好の新生活日和という感じだった。 適度に肌寒い風を切りながらイヤホンから流れる「カネコアヤノ」の楽曲を聞き、私は人込みをかき分け会社に足早に向かっていた。 カネコアヤノは良い。最近はサブカル的なものにある程度精通している人で、彼女を知らない人はいない、というくらいに世に精通している彼女だが、 世の中の人が良いと言っているから良い、と言う陳腐なものでなく、本当に彼女は素敵だ。 彼女の声は、心に靄がかかったときに聞くとその靄を、切り裂いてくれるようなまっすぐ

          2024.4.2

          感受性について

          今日から日記を書く。できる範囲だけど。 本当は、今はもう4月1日だから、昨日のことを振り返っている形になっているが、細かいことは気にしないで欲しい。 まず、日記を書こうと思った経緯から説明したいと思う。 一月前、私は恋人に振られた。原因は様々思いつきはするが、 きっかけとしては、まあ、その恋人に振られたということと、そこから思い当たる悪いところを直そうという至極単純な考えではあった。 様々、考えを巡らせている中で気づいた1つのこととして、 自分の「感受性」の部分が酷く欠

          感受性について

          失恋

          恋人に振られた。 きっかけはなんだったとか、そんなことは心あたりがありすぎて最早わからない。 たくさん、彼を傷つけたし傷つけられたりもした。 それでも、私は2人でいる未来に向かってやっていけると信じていた。 結婚するつもりだった。 でもダメだった。 彼が何を考えていたのかは、最早わからず終いだけれど、彼は一度信じようと思ったものを最後まで信じぬこうとする強さがある人だった。 そこが尊敬していたところだったし、好きだった。 彼が一度決めてしまったことを変えることは

          不透明

          自分自身のことを、以前よりも確実に説明ができなくなりました。 それも、どこがどう変化したのかも含め、不明慮で、自分の中で日々感情が順繰りしているはずで、片づけてはいけない感覚や、追いやってはいけない物事を放置しているうちに、自分がよくわからなくなってきている感覚に陥りつつあります。 これは、私の中では、非常に怖い状態で、 一度大学生の時にうつ病のような症状になり、 過眠のためほぼ寝たきりになったことがありました。その時の感情状態に近しいのです。 自分で自分のことを把握する

          不透明