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さて、そろそろ。
節分は季節の分岐点
北風小僧は健在だけど
紅梅の蕾のほころびと
畦の野花の健気な姿に
そこはかとなく春の気配
教科書と5年手帳を机に広げ
コーヒーと羊羹をお供に陽だまりの午後
早春の仕事を復習いながら
今年の畑に思いを馳せる
まずは深くしっかり耡うべし
堆肥は多過ぎず少な過ぎず
何をどれだけ植えようかと作付けを描き
種苗店のカタログを捲る
ふかふかの畑に青青と育った野菜を妄想すれば
悴み慣れた心が解氷けてくる
そろりそろりと
身体にも頭にも心にもスイッチを入れて
百姓暮らしの春がふたたび始まる