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おひめさま

かなのちゃん。
私のお姫様。キラキラしてて、かわいくて、写真よりもずっとずっと小柄で華奢で。SNSだとちょっと気が強そうな女の子に見えるけれどね、ずっとニコニコ笑ってて、一つ一つの言動からすっごくファン思いなのが伝わってくる、とっても優しくてそして繊細で時々見せる弱いところも、ああ、この子は私たちが思っているよりもずっとずっと本当は儚くてさみしがり屋で、がんばり屋さんでだから、だから。
ステージでかっこよく踊る貴女が、
可愛く笑って歌う貴女が、
バラエティ番組で破天荒なことを言ってにこにこしてる貴女が、
アレン様と漫才みたいに仲良くしてる貴女が、
妹ちゃんと、かてぃちゃんと、そして仲直りした大森靖子さんと、もっともっとたくさんの人達と笑いあったりときに喧嘩したり感情的になったりもするけどそれでも自己表現を辞めないで貴女の世界観で魅了してくれる貴女を
私たちはずっとずっと舞台の下から見てきた。
違う、今も、見ているんだよ。

ファム復活してくれるんだよね。
すごく嬉しくて楽しみだよ。また頓知気との可愛いライブ、観られるんだ、って
新しい曲もグッズも
Zepp羽田、風強いからやだなとか考えてたよ。

ねえかなのちゃん。
あのね、私最初は大嫌いだった。
大森靖子ちゃんが大好きだったから
私たちのものだった靖子ちゃん。ものって言い方、へんだね。
よくないか。違うよね。
でもそうなの。私たち側の人間の味方だと思ってた。
「そっち側」にいけない人間が聴く音楽。
私はずっと音楽に共感できたことがなかった。
初めて共感できた音楽が、靖子ちゃんの曲だった。
靖子ちゃんの曲みたいな女の子になりたいと思ったり、この曲のこの部分、わかるなあと思ったり、
聖子ちゃんがエッセイで、銀杏BOYZの
「みかんが空から降ってくる曲を聴いた時、これは私の曲だ!と思った」って書いてた
マジックミラーを聴いた時私は初めて音楽に対してその感想を抱いた。
「これは私の曲だ、」
泣いてしまうほどに、共感した。
私も誰かの夢になりたかった、なりたい。

少し話が逸れたね。
だから、ZOCが結成した時、1番気に食わなかった。
こんなに可愛い子、整形してて、過去に問題起こしてて、虐待、なんてありきたりな過去、私だって親からそれなりに嫌なこと言われて育ってきた、なんなら田舎の学校で迫害されまくった、教師からも見放されて人格否定されて価値観まで否定されてきた。
なんでこの子は、私の大好きな靖子ちゃんにこんなにいい曲まで作って貰えるの?
納得いかなかった。それなのに愚痴を吐いたり、ゆるせなかった。結局、脱退。

それからもなにか許せなくて、
ずっとずっと愚痴垢界隈を見て、気分を落ち着かせていた。
靖子ちゃんのことも、ZOCに関してはすこしだけ、許せなかった。
私たちの味方だとおもってたのにな、結局、可愛い子じゃないとだめなんだ。
だけどやっぱり靖子ちゃんの曲はやさしくて女神様で悲しい時に聴いてしまう、優しい時に強いその弾き語りは私の心を揺さぶる。やっぱり、靖子ちゃん、好きだなあ、初めての女神さまは、私の心に寄り添ってくれたのは靖子ちゃんなんだ。

どこで好きになったんだろうか、精神薬のせいでごめんね、記憶が飛んじゃったみたい、大事なことなのにね
かなのちゃんのことを、ある日急に、好きになった。
多分YouTubeをみたのかな。
ソロのMVを見て、世界観がすき、歌声が好き、かなのちゃんって、こんなに、すごいんだ。
最初は音楽だけのつもりだった。
その後個人のYouTubeチャンネルを普通にみてみた。信じられないくらい美容に対してストイックで、驚いた。そして、笑顔が可愛かった。
おもっていたより、戦慄かなのは意地悪な子では無いのかもしれない。
そう思い始めている自分がいた。
そしてMVの撮影動画をみた、もうその頃にはチャンネル登録もしていて、きっとはまっていた。
さきなちゃんと2人のものも、ソロのものも。
たくさん笑う。すごく笑う。
そしてスタイルがいい。ものすごくいい。
可愛い。さきなちゃんもかわいい。
そしてちょっとの対応でもファンに笑顔で手を振る。
この子、いい子なんだ。
私は、それがかなのちゃんの全てとは言いきれないのはわかってる。
でも、もうすっかり虜になっていたことを確信した。
インスタもフォローした。
Xも、(当時はTwitter)。
時々情緒不安定な投稿をするのだけ、心配だったけれど、
でもそこにもすこし、共感してしまい余計に惹かれている自分もいた。

はじめて、ライブに行きたい、行こう、そう思い立った。
元カレと別れて行動力が妙にあった年だ。
その頃の私は、3年付き合った彼氏に振られ、ものすごく貢いでいたのもありダメージを振り切りたくてやってみたかった事に挑戦したかった。
1人でファムのライブに行く決意をした。ライブなんて数年ぶりだった。正直それまでなんで行かなかったかと言うと、かなのちゃんの視界に入りたくなかったのだ。あまりにも美しいので。(推しに認知されたくないタイプのオタク)(もちろんさきなちゃんにも)
なのであたりまえにチェキは撮る気はない。
でもライブに行くだけならいいよね。
そう思って行った。
Zepp羽田は死ぬほど風が強くてせっかく固めた前髪もすっ飛んでいった。
物販待機列は夏なのに若干寒かった。
1人、と言うのは孤独かと思ったが意外と一人の女の子は多かったので安心した。
ドキドキしながらグッズを買った。今思えばランチェキくらい買えばよかった。後悔してる。
だから復活して。買いたいから。
そう、私はそのあとドクズの今の彼氏と出会ってしまってファムも活休、お陰様でライブに行けてないのだ。
かなのちゃんのソロはパリピのクラブみたいなのが多くて怖くてあの密度、陰キャには無理そうです。ごめんね。かなのちゃん。でも行けそうなやつ見つけたら行くね。
とりあえず持っていたキンブレ、その時売ってたうちわ、あとかなのちゃんのアクキー(欲しかったのは売り切れだったけどモチベのために別のやつを買ってジムの鍵に着けたんだよ!)(尚、ジムには……)

そう、そしてそのライブは本当に、初めてのかなのちゃんとの出会いだった。
本物のかなのちゃんは、本物の天使だった
信じられないくらい、細くて小さくてとにかく華奢だった。
そんな子がキレッキレに踊って色んな衣装に着替えてくれて、そして何より、すっごくニコニコ笑ってた、ものすごいニコニコ。びっくりした、この子、こんなに笑うんだ。
私はかなのちゃん側の席にたまたま付けたから、だから声出し禁止の時期だったからうちわをいっぱい見えるように振った。かなのちゃんには見えたか分からないけど。
だけどすごくニコニコしてて本当にかわいくて、ああ、この子はアイドルだ、とてもかわいい女の子だ。ふわふわの衣装がたまらなく似合っていて、私たちと同じ女の子、という生き物とは思えなかった、それくらい、天使だった。
もちろんさきなちゃんも、特別に可愛くて特別に天使。かなのちゃんとはちがう、可愛さがあってほわ〜とした雰囲気になるとおもいきや、ズバッとした天然特有のボケをかましてくるのが面白い笑
でもどこか似ている、そんな姉妹。
私が嬉しくて忘れられなかったこと、
かなのちゃんが、やや早口気味に、話してくれたの。
「わたしはね、どんな形でもファムをずーーーーっと続けていきたい!」
さきなちゃん「ええ!?まじ?!あと3年とかじゃないの?」←みたいなことを言ってて笑った
「うん!!いや、もちろんね、どんな形でも、だよ!?さすがに30とかでは踊れないけどw(この辺曖昧だけどこんな感じの会話してたかな)」
「でもね、ずっと続けていきたいって思ってます!!!それくらい大切です!!!」

そう言ってくれたのがすごく嬉しくて会場のみんなも本当は声出してうおーーーーー!!!!!ありがとうーーーーー!!!!!かなのちゃーーーーん!!!!!とか頓知気がんばれーーーー!!!!wwみたいなつっこみとかしたかったとおもうんだけどねw

ごめんうろ覚えだけどどんな形でもずっとつづけたい!
そう言ってくれたのはおぼえてる。
その後のライブでもしかしたら、撤回してるかもだけどさ。
だからね、こないだのツイートで「〇にます。」
ツイートは消してたけど、そうツイートした瞬間頭が冷えた。
だめだよって
きっと住んでるの、タワマンだから
不可能じゃないし
靖子ちゃんの歌詞

「あんな奴に殺されるのは ちょっとダサいからスーサイドやめた」

それが頭の中で何故かリフレインしていた。

そうだよ、あんなダサい男に殺されないでよかなのちゃん。かなのちゃん。

その後、無事です。
マネージャーさんからの報告で、私の気持ちは落ち着いた。
よかった、

かなのちゃんが落ち着くまで、私の気持ちも落ち着かない。
なんでかなって思った。
かなのちゃんがDVされてる音声を聴いた。
PTSDてほどではない。
でも。自分が彼氏に怒られてる時を思い出してしまって、動悸が止まらなくなって、わたしは、安定剤を飲むか迷った。
最近彼氏と離れて生活してたからものすごく精神が安定していた。薬の量も安定していた。だから、量を乱したくなかった。
だから耐えた。1日。なんとか。
怒鳴り声が怖い。
怒らすようなことする私も悪い。
そういう思考になってるのもおかしい。

そして、もうひとつ、
被害届を取り下げたこと、
これに関して物議を醸していた。かなのちゃん本人はSNSで強気なことを毎日更新している。
きちんと観ていない(辛くなってしまうから)けれど、
私は薄々思っていた。
今の私と同じ状況だな。と。
かなのちゃんはおそらくまる(という人物のこと、あまり存じ上げない)と共依存状態にあるんだろう。
もしくは、ものすごく依存している。
インスタライブのかんじからすると、依存は間違いないだろう。
直近まで、結婚しました▶︎彼氏が家から出て行けと毎日いったいるのにでていかない▶︎まるの裸体?と思われる写真をあげる▶︎など少し情緒不安定ながらも仲良さげな写真もあげていた。その様子を見る限り
なんだか情緒不安定な時の私に似てるな、と思っていた。
内容は書かないけれど、幸せな時は幸せな写真をあげる感じとか。

お金に困ってないであろうに鍵を変えないのも、引越しをしないのも、おそらく、まるが変わってくれたら、前みたいに優しくもどってくれたら、幸せになれる、そう期待してしまっているから。それを待ってしまっているから。
だからだと思う。
だけど他人の力で誰かの根本的性格、特に、暴力的な一面を変えることは不可能に近い。
これは今自分への戒めとしても言っている。
そう。
人の性格は誰かの力で変えようとしても無理なのです。
絶対に。
その人本人の強い意志と医療的機関がなければ。

だから私は精神科にかよう。
心療内科じゃなくて、精神科でした。最近知ったよ。

だけどね、かなのちゃんの気持ちが痛いほどわかる。期待する気持ちも、待ってしまう気持ちも周りの子達が心配してくれてるけど聞き入れないで突っ走ってしまう気持ちも全部痛いほどわかる。多分周りの子の気持ちに対しての罪悪感もあるから死にたくなるんだよね。凄くわかるよ
でもね、暴力だけは良くないよ。殺す、なんて好きな子に言う人、絶対に良くないよ。
かなのちゃんが辛い思いして泣いてるところ見たくない。
ああ、これを打っていて、今、私が友達に言われたことと全く同じことを言っていることに気がついてしまった私は、彼氏と別れるべきなのだと、気がついてしまった。
依存、抜け出せるかな。3ヶ月、離れてたら。
かなのちゃん、大丈夫だよ、わたしもがんばってみる。


かなのちゃん、みんながいるよ。

でもわかるんだ、
みんななんかより、たった一人の大好きな、大切な人がいいよね。恋、依存、そういうものなんだよ、私知ってるよ。かなのちゃん。


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