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1泊2日で旅してきた。(2日目)

翌日は早速平和記念資料館へ。
お天気も良く、路面電車も快適。
原爆ドームを眺めて、館内に入り音声ガイドを入手したら背後に学生さんの団体。ここでも修学旅行生か…と思って眺めていたら、時間差で絶え間なく入ってくる。
良くも悪くも真面目に一点一点眺めているので、全然前に進まない。過去に何度か来たことはあるので見た事のある展示は見ることを諦めて1時間くらいで一周して出口へ向かったら たまたま学生さんの居ない時間帯。もう一周してから外へ出た。

以前の展示に比べて、情報量が増え、上手にまとめられているなあと言う印象。ただ、白黒とはいえ、死体や遺骨、酷い怪我の写真もあり、今の若い子には現実味無さ過ぎそう。実際「キモくて無理」とつぶやく小学生の声も。

印象に残ったのは原爆投下の目的についての文言。
戦争を終わらせる為だけではなく、戦後、ソ連に対して有利な立場に立つ為、莫大な開発費をアメリカ国民に納得してもらう為、とはっきり明記。
まあ、だから第二次世界大戦が終わった後も朝鮮戦争やベトナム戦争が続いた訳よね。

ヨーロッパ戦線ではアメリカが開発したペニシリンが負傷した兵士を破傷風から守り、日本ではアメリカが開発した核弾頭が民間人を数十万人規模で大量虐殺。
そしてアウシュビッツでは数年にわたり150万人殺されている。

領土拡大が、大国であることがそこまでの犠牲を払う価値があると、信じていた時代だったのでしょう。

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