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「ミカエルの鼓動」読了

柚月裕子先生の最新作を読み終えた。

ミステリーと言うより優秀な外科医の葛藤と選択が人間味豊かに描かれていた。グイグイと惹き込まれて読んでいたら1日で読み終えた。「あんなに分厚い本を?」と夫に驚かれた。
派手な描写は無いけれど、メッセージ性が強くて読んだ後も長くストーリーが記憶に残る作品。

人に決定を委ねた者は、何事においても不満を抱く。

この一文は激しく同意してしまう。

あと、

「医療は信仰だ」

的を得てますね。(全員ではないでしょうが)

「生きようとうとする姿こそが、気高い」

命を扱う医者目線の、的確な表現。

柚月裕子先生の他の作品も全部読もうと決めました。


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