壁を乗り越える本能
人の感情というのは、何かを成し遂げようとする時、邪魔になることがよくあります。
なぜなら感情というものは自然界で生存するための本能に基づいているものであり、
自分の命を守るため、エネルギーを節約するための原始的な機能だからです。
つまり、何かを成し遂げるためには、エネルギーを費やす必要があるため、感情がブレーキをかけることになるのです。
ならば、食料が豊富にあり、肉食獣におそわれることもない現代社会では感情はない方がいいのでしょうか。
いや、よく考えるとブレーキをかける感情ばかりではありませんよね。
逆に、積極的にエネルギーを消費しようとする感情もあります。
それは「共感」や「感謝」などの感情です。
例えば共感は、重い荷物を持って駅の階段を登っているおばあちゃんを見た時に出てくるもので、重い荷物を持ったり、おぶってあげたくなります。
感謝は、気をつかってもらった時に出てくるもので、お礼に鶴が機織りをしたり、亀が太郎さんを竜宮城に連れて行ったりしました。
他にも、火事で取り残された人を見た時に出てくる感情は、たとえ他人でも命をかけて助けようと人を突き動かします。
これらに共通するのは、「人のため」に出てくるということです。
昨日は、周りが見えなくなるほどの情熱を出す方法はないかと考えていました。
今、確かに自分のために燃えるような情熱は出てきませんが、人のためなら出せるような気がします。
「人のため」は情熱を出すヒントになるかもしれないですよね。
何かに情熱を傾けることができれば、どんなに気持ちいいでしょう。
今から自分を使って試していこうと思います。
これは間違いないと思うことが出来れば、報告させていただきます。
それではまた。