まずは国民に心理学を
バスケットボールではNBA選手の60%が引退してから5年以内に自己破産し、
サッカーでもイングランドプレミアリーグ選手の60%が、引退後5年以内に自己破産しているそうです。
いくらなんでも60%って信じられないですよね。
そういえば、以前の職場で、オールスターゲームにも出場した元プロ野球投手がいました。
感情をあまり表に出さない方でしたが、ある日から急に会社に来なくなりました。
音信不通です。
まじめで無断欠勤するような方ではなかったので不思議だったのですが、数日後、理由がわかりました。
会社にその方の居場所を教えろとサラ金業者から電話が来るようになったのです。
その方は夜逃げされたようでした。
今は違うかもしれませんが、昔のプロ野球選手と言えばベンツに金のネックレス、高級ブランド品というイメージがあります。
おそらくそんな環境で何年も過ごせば、誰でも影響を受けて散財してしまうのでしょうが、本当の問題はそこではありません。
本当の問題は教育にあります。
今、学校の授業で教えていることは国語や算数の問題の解き方ばかりだと思います。
しかしいったん社会に出るとそんな問題はほとんど使いません。
役に立たない。
必ず役に立つのは読み、書き、算数くらいでしょう。
社会に出て本当に役に立つのは、
・人間関係の心理学
・人の心を利用した世の中の仕組み
・「人のために」といった道徳心
などではないでしょうか。
考えてみてください。
読み書き算数以外で授業で習ったことは、1日24時間の内、いったい何時間役に立っていますか。
24時間必要なのは自分の心の動きを知ること、人間の心の動きを知ることではないでしょうか。
起きて活動している時だけでなく、寝ている時、夢の中でも大いに役に立ちます。
小学生の時からそういったことを教われば、一部の人たちに誘導されることもなくなるでしょうし、都合のいいように与えられた考えではなく自分の頭で考えられる人が増えるはずです。
そして、なぜ今まで教えられなかったのか、という理由までわかってくるでしょう。
心や社会の仕組み、自分の有り方といったことを授業の中心にすれば20年後の世界は全く違うものになります。
高級ブランドがなくなるかもしれないし、テレビのニュースも全く違うものになります。
そして、人々は間違いなくいい顔になる。
しかしそのためには、今世の中を動かしている私達がその重要性を理解しなければなりません。
世の中を動かしているのは私達だから。
子供達は自分の意思で自分が学ぶことを選べません。
私達が選んであげなければいけない。
「授業で習ったことは、1日24時間のうち何%使っているのか」
実は私もまだまだ知らないことだらけです。
一緒に学んでいきましょう。
それではまた