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「ふくしまの環境のミライ」についてグラレコさせてもらった話。

11月20日土曜日、次世代層の皆さんと一緒にふくしまの環境について考える「第5回福島県環境創造シンポジウム」が三春のコミュタン福島さんで開催されました。

今回こちらの「わたしたちのミライPROJECT」のホールイベントにて、人見知りの人がグラフィックレコーディングをさせていただきました。

「小中高生の次世代パネリスト」の皆さんと「環境と地域に向き合うおとな」の皆さんが、ディスカッションの中で「明日から実践できること、発信できること」といった具体的なアクションをいれた「環境創造宣言文」を作成するパネルディスカッション。

こちらのディスカッションの内容を記録することが今回のミッションです。

すばらしい経験をさせていただいたこと、しあわせな時間を沢山の皆さんと過ごせたこと、忘れたくないので残しておきたいと思います。

はじまりのメール。

夏ごろに1通のメールをいただきました。

グラフィックレコーディングについてのご相談メールで、福島中央テレビさんのSDGs広告でのグラレコのSNS投稿もご覧くださったそうです。

正直、この時点で私は踊りだすような嬉しさを感じていました。

私は人見知りであるだけでなく、臆病でもあります。

新しい事や新しいチャレンジの前に立つとき、楽しみな気持ちよりも恐怖が大きいことが多いです。

でもこのメールを読んだとき楽しみな気持ちが上回っていました。

一つのことがまた別のことに繋がっていきそうな予感と、ひっそりと存在していると思っていたnoteの記事を見つけてもらえた喜び。

そしてなにより、私が取り組みたいと思っている「グラフィックレコーディングの形」を大事にしていただいているのが伝わってくる、担当者の方のメールの文章に体が震えるくらいうれしかったのを思い出します。

楽しみと怖い気持ち。

本番までにパネリストの皆さんやファシリテーターさんと、オンラインでの顔合わせの時間をいただきました。

普段お話させていただく機会のない、小中高生さんと研究職の皆さん。

当日どんなお話を伺えるのかという楽しみな気持ちと、皆さんがお話される世界をレコーディングできるのかという不安が錯綜する期間を過ごします。

オンライン顔合わせでは練習もかねて顔合わせでお話された内容をこっそりとグラレコしてみました。

暑かった季節から始まったプロジェクトは、いつの間にか肌寒さを感じる11月を迎えます。

いざ三春のコミュタン福島へ。

恥ずかしながら今回初めてコミュタン福島さんに伺いました。

コミュタン福島の概要

福島県環境創造センター交流棟(愛称:コミュタン福島)は、県民の皆さまの不安や疑問に答え、放射線や環境問題を身近な視点から理解し、環境の回復と創造への意識を深めていただくための施設です。

コミュタン福島には、放射線やふくしまの環境の現状に関する展示のほか、360度全球型シアター、200人収容が可能なホールなどを備えております。

コミュタン福島で得た学びや体験から得た知識や深めた意識を、子どもたちや様々な団体が共有し、それぞれの立場から福島の未来を考え、創り、発信するきっかけとなる場を目指します。

午前と午後のパネルディスカッションの間に見学させていただいたのですが、すばらしい施設だと思いました。

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エネルギーに関する様々な展示。

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そして2011年の事故のあらゆる記録。

展示室正面のこちらの時計は今も動き続けていて、ついいろいろな記憶がよみがえってきます。

展示のスタッフの方ともお話でき、こういった施設があることをよりありがたいと感じました。

緊張の午前のセッション。

無事たどり着いたコミュタン福島へはもう担当者の方やスタッフの方、県の方などなど到着されていました。

私はさっそく会場でiPadからグラレコを出力できるかのテストに向かいます。

そして会場の立派さに圧倒されるのです。

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わー。

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わわー。

この時点でかなり焦っていたのですが、会場でご挨拶させていただく方は

「グラレコたのしみにしてます(にっこりにっこり)」

と声をかけてくださる方が多く、恐れ多い気持ちと嬉しい気持ちと

「やばいやばいやばいやばい・・・」

の気持ちでごちゃ混ぜになりました。

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来場者の方に向けては正面スクリーンにグラレコを映していただきました。

YouTube配信でもこちらをズームしていただいたりして見てもらったようです。

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客席側のモニターでパネリストの皆さんにはお話しながらグラレコの経過を見てもらいます。

接続チェックが終わると、パネリストの皆さんやファシリテーターさん、ゲストさん、MCの方も続々と会場入りされました。

事前打ち合わせをして、一旦控え室に戻り、あっという間に午前のセッションの時間になります。

正直、午前のセッションの記憶があいまいです。

パネリストの皆さんはよどみなく意見を交わされ、想像以上のディスカッションスピードについてゆくのに必死でした。

午前はグラレコの経過がずっとスクリーンに出ていたわけではなく、途中説明のスライドが入る時間がありました。

その間もとにかく皆さんのお話の内容を、できるだけ絵の中に入れることだけを考えていました。

先ほどの「たのしみにしています」のお声がちらつき、誰に対してかわからない「これでどうですか・・・?」という問いかけを繰り返しながら手を動かします。

スライドが終わり、グラレコに切り替わった瞬間に少し会場から「わぁっ」っと声が上がったような気がして、本当に本当にホッとしました。

そして午後のセッションへ。

午前のグラレコを皆さんに見ていただき、皆さんのうれしい反応をいただけたことで午後は少し落ち着いて望むことが出来ました。

また午前のセッションで登壇者の皆さんの雰囲気、キャラクターを生で感じることができたのもとてもよかったと思います。

コロナ以降、オンラインでのイベントや打ち合わせが多くなりました。

でもやはり直接会って感じること、温度があります。

登壇者の方がおっしゃっていた「ストレートでラフ」なディスカッションは、午後も変わらずステージにありました。

環境について時間をかけて向き合ってきた壇上の皆さんは、とてもやさしく、でも強い意志を持ってあの場にいらっしゃいました。

私は恥ずかしながら普段環境について向き合えていないと思っています。

そんな私のような意識の人に対しても、皆さんの言葉や考えは押し付けるものでも攻め立てるものでもなかった。

年齢や属性なんか関係なく、私は皆さんを心から尊敬します。

グラフィックレコーディングをしながら、交わされるいくつもの言葉に共感したり励まされたりする自分がいました。

パネルディスカッションのグラフィックレコーディングを終えて。

登壇者の皆さん、現場スタッフの皆さん、県の皆さん、なにより企画段階からお世話になっている担当者の方、視聴された皆さん、皆さんのお力で「環境創造宣言」が完成しました。

怖いし緊張しましたが、私もその中で沢山サポートをしていただきながらグラフィックレコーディングをすることもできました。

終わって皆さんとさよならをして外に出たとき、なんだか夢の中みたいな夕日で現実感がありませんでした。

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やり切った後の生気のない記念撮影。

環境創造宣言がふくしまゼロカーボンDAY!で展示されました。

パネリストの皆さんが作成された「環境創造宣言」は11月27日(土)に郡山市のビックパレット福島で開催された【ふくしまゼロカーボンDAY!】でパネル展示されました。

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コミュタン福島さんのブースにて。

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午前のセッションのグラレコ。

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こちらが「環境創造宣言」です。

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すばらしい皆さんとの時間が作り出した「環境創造宣言」、ぜひ多くの皆さんに見ていただきたいです。


忘れたくなくて一気に書きました。

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本当にありがとうございました。

今回関わってくださったすべての皆さん、普段からお世話になっている皆さん、本当にありがとうございました。

SNSの中にいつも居るので引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

次のグラレコは東京です。

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