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「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」がめちゃくちゃ面白かった

「よい移民」トークイベントでも紹介されていた「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読みました。めちゃくちゃ面白かった。

イギリス在住のコラムニスト、ブレイディみかこさんが中学生の息子がぶち当たる差別や格差の現実を軽やかに書いています。

「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」

学校で多様性や人権・性教育を受ける息子と、貧困家庭の同級生と、暗黙の了解として横たわる階級制度と。
息子の疑問に対して一緒に考え、ひとつひとつ知っていこうとする親子の姿に共感するうちに読者も様々な問題を知っていきます。

文体がとても読みやすく、爽やかな読後感なので子育てエッセイとしてもおすすめです。この親子のように何ごとも決めつけずに、疑問が出る度にきちんと立ち止まって考えることが大切なのだと思いました。

社会の中で子どもに関わる大人たちに、特におすすめの良書です。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

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