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読書記録:ルール?本:「ルールと創造」
夏休みの読書感想文だー!
2021年に21_21 DESIGN SIGHTで行われた企画展「ルール?展」の展示内容と後日座談会が書き下ろされた本です。
サブタイトルの「創造的に生きるためのデザイン」が刺ささりました。人生クリエイティブだよね。
💫自分をアップデート
読み終えて、私の中で変化がありました。
「ルールは守るものじゃなく使うもの。使い心地が良くなければアップデートしていけばいいんだ!」ということ。
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法律となるとアップデートは難しいですが、自分の生活において
「カードで支払うことにしてたけど、持ち歩かないといけないからスマホ決済に統一してみる」
「机の位置ずっとここだけど、なんかしっくり来てなかった。思い切ってずらしてみる」
とか。これくらいならすぐできるし、なんだか新鮮な気持ちになりました。自分をアップデートしている…!?
↓「ルールを~」の図、ふむふむとなる
2021年に21_21 DESIGN SIGHTで行われた企画展「ルール?展」が書籍化。「ルール?本 創造的に生きるためのデザイン」が2024年5月18日(土)に発売します。展覧会ディレクターの菅 俊一、田中みゆき、水野 祐による「ルール」について全編書き下ろしのテキストも掲載されます。https://t.co/4ATELReok7 pic.twitter.com/zCOJVR2lWu
— AXIS media (@axismag) May 16, 2024
🤔ルールとマナー
ルール?本に、展示会期中にあったことが書いていました。(大きな展示の振り返りを知れることはとても学び)
ルールを体感してもらうための展示や設置物があり、話したり動かすことがOK。絵画を鑑賞する展示とは違っていて、自由や自主性を促す空間を目指していたようです。
しかし、他の人が顔をしかめるくらいの騒音になったり、道をふさいだり、モノを壊してしまうことにまで発展。そうなってくると、ルールを敷かなくてはならない。誰のため?困っている人のために。
そうして来場者の意見を聞いて、会期中にルールをつくり、使い、見直し、がまさに行われて、その取り組みも含めてルール?展だったように感じます。私何にも関わってないけど。
ここで1つ思ったことは、「マナーが守られないとルール化されるに至る」のかなぁということ。
AIにルール・マナー、ついでにガイドラインについて聞いてみました。(一部省略しています)
ルール (Rules)
定義: ルールは、特定の状況や環境で守られるべき明確な規則や法律を指します。
目的: 社会や組織の秩序を維持するために、違反した場合には罰則が伴うことがあります。
例: 交通ルール、学校の校則、法律など。
特徴:強制力がある、明確で具体的、違反した場合のペナルティが存在
マナー (Manners)
定義: マナーは、個人間のやり取りや社会的な場面での礼儀や振る舞いに関する非公式な基準を指します。
目的: 人間関係を円滑にし、他者に対する配慮を示すため。
例: 食事のマナー、挨拶の仕方、公共の場での礼儀。
特徴:非公式で柔軟、文化や地域によって異なる、社会的評価に影響を与える
ガイドライン (Guidelines)
定義: ガイドラインは、特定の状況での行動の参考とするために提供される指針や推奨事項です。
目的: 最善の行動や判断を導くための参考材料として使用されます。
例: 企業の行動指針、健康ガイドライン、デザインのベストプラクティス。
特徴:推奨事項として提供される、強制力はないが従うことが推奨される
柔軟性があり、状況に応じて適用
まとめ
ルールは守るべき義務がある規則で、違反すると罰則があります。
マナーは社会的な期待や礼儀であり、違反しても法律的な罰則はありませんが、他人からの評価に影響することがあります。
ガイドラインは行動の参考となる指針で、従うことが推奨されますが、強制力はありません。
ガイドラインはちょっと毛色が違いました。
各自で振る舞いを判断して、みんなが納得して過ごせるなら「マナー」のままだったはず。だけど、バックボーンが違う人たちの判断基準はバラバラなので、振る舞いを統一するためにルールを敷かなくてはならないんですね。
⛳ルールは縛るだけじゃない
ルールは罰則を伴うような縛りだ!みたいに書いちゃいましたが、それだけではないですよ。
例えば鬼ごっこは「鬼がいる」というルールがあり、「タッチされたら鬼が変わる」オーソドックスなものや、「タッチされたらそこから動けない、しかし味方にタッチされたら動ける」氷鬼などあります。罰則って感じじゃないですよね。(味方にタッチされてないのに動いちゃったら、ちょっと信頼を失うかもしれませんが)
ルールという枠を守るんじゃなくて、境界が明確だからこそその範囲で好きにできたり、たまに超えてでもメリットを取りに行ったり。
真っ向からキャッチしようとせず、どのようにかわせるかを考えてみたり、ルールを創造的に捉えていきたいですね。
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