読書記録:ルール?本:「ルールと創造」
夏休みの読書感想文だー!
2021年に21_21 DESIGN SIGHTで行われた企画展「ルール?展」の展示内容と後日座談会が書き下ろされた本です。
サブタイトルの「創造的に生きるためのデザイン」が刺ささりました。人生クリエイティブだよね。
💫自分をアップデート
読み終えて、私の中で変化がありました。
「ルールは守るものじゃなく使うもの。使い心地が良くなければアップデートしていけばいいんだ!」ということ。
法律となるとアップデートは難しいですが、自分の生活において
「カードで支払うことにしてたけど、持ち歩かないといけないからスマホ決済に統一してみる」
「机の位置ずっとここだけど、なんかしっくり来てなかった。思い切ってずらしてみる」
とか。これくらいならすぐできるし、なんだか新鮮な気持ちになりました。自分をアップデートしている…!?
↓「ルールを~」の図、ふむふむとなる
🤔ルールとマナー
ルール?本に、展示会期中にあったことが書いていました。(大きな展示の振り返りを知れることはとても学び)
ルールを体感してもらうための展示や設置物があり、話したり動かすことがOK。絵画を鑑賞する展示とは違っていて、自由や自主性を促す空間を目指していたようです。
しかし、他の人が顔をしかめるくらいの騒音になったり、道をふさいだり、モノを壊してしまうことにまで発展。そうなってくると、ルールを敷かなくてはならない。誰のため?困っている人のために。
そうして来場者の意見を聞いて、会期中にルールをつくり、使い、見直し、がまさに行われて、その取り組みも含めてルール?展だったように感じます。私何にも関わってないけど。
ここで1つ思ったことは、「マナーが守られないとルール化されるに至る」のかなぁということ。
AIにルール・マナー、ついでにガイドラインについて聞いてみました。(一部省略しています)
ガイドラインはちょっと毛色が違いました。
各自で振る舞いを判断して、みんなが納得して過ごせるなら「マナー」のままだったはず。だけど、バックボーンが違う人たちの判断基準はバラバラなので、振る舞いを統一するためにルールを敷かなくてはならないんですね。
⛳ルールは縛るだけじゃない
ルールは罰則を伴うような縛りだ!みたいに書いちゃいましたが、それだけではないですよ。
例えば鬼ごっこは「鬼がいる」というルールがあり、「タッチされたら鬼が変わる」オーソドックスなものや、「タッチされたらそこから動けない、しかし味方にタッチされたら動ける」氷鬼などあります。罰則って感じじゃないですよね。(味方にタッチされてないのに動いちゃったら、ちょっと信頼を失うかもしれませんが)
ルールという枠を守るんじゃなくて、境界が明確だからこそその範囲で好きにできたり、たまに超えてでもメリットを取りに行ったり。
真っ向からキャッチしようとせず、どのようにかわせるかを考えてみたり、ルールを創造的に捉えていきたいですね。