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なんのために、「マーケティング」をするのか

なんのために、「マーケティング」をするのか。それを考えてくれるきっかけを与えてくれたのが、こちらのPodcastです。


▼聴いた直後に、私がXで書いた感想


世の中の「マーケティング」の定義

特にマーケターの皆さまにお伺いしたいのですが、「マーケティング」とはどういう定義だという認識でしょうか。

私のマーケティングの捉え方は、効率的に売上や利益を上げるための考え方だと考えています。マーケティング活動は、その考え方に基づく行動を指していると考えます。

アメリカ・マーケティング協会(AMA)

「マーケティングとは、顧客に価値を創造、伝達、提供し、組織および組織をとりまく利害関係者を利するように顧客との関係性をマネジメントする組織の機能および一連のプロセスである」

https://mba.globis.ac.jp/knowledge/detail-21445.html

フィリップ・コトラー

「マーケティングとは、人間や社会のニーズを見極めてそれに応えることである。マーケティングを最も短い言葉で定義すれば、『ニーズに応えて利益を上げること』となろう」

https://mba.globis.ac.jp/knowledge/detail-21445.html

グロービス経営大学院

マーケティングは長期的に製品やサービスを買ってもらうための仕組み作りであり、顧客ニーズや顧客満足を起点としている

https://mba.globis.ac.jp/knowledge/detail-21445.html

X(Twitter)での意見


SHIRO 今井さんの見解

例えば"F1層にはこういうニーズがあるから、こういう商品を作ろう"という考え方で、マーケティング施策が実行される場合もあります。その考え方ではない、と今井さんはPodcastで語っています。

すでに社会に自分が使いたいものがある場合、その商品を使い、自分で作らない。社会にないものを作るのが、SHIROのアイデンティティを占めるので、社会のニーズにあるものを作る必要はないと考えている。既存の商品を使っている中で、"こうしたらもっとよくなるのにな"という思いでものづくりを通じて社会と関わっている感覚。"そうそう、それが欲しかったんだよね!"という製品を作っていくことで、価値を提供していく。

この「TABI SHIRO」というPodcast番組を聴いていると、SHIROが隅から隅までこだわりを持っていることがよく分かります。お金を儲けるだけではなく、お金のためでなくても誰かのために頑張ることで、社会に貢献していくのも良いのでは?と今井さんは考えていらっしゃるそうです。


利益追求だけがマーケティング活動?

民間企業であれば、利益を追求していかなければ会社が存続しないので、売上の目標値を課せられます。私も、民間企業で勤務しているので、売上の目標値があって、その目標に向かって仕事をしています。

そして、いかに効率よく売上を出せるか?を考えるにあたり、マーケティングの勉強をしてきました。

しかし、クライアントさんと接する中で、利益追求だけではなし得ないことに気づき始めました。例えば、利益追求だけではなく、クライアントさんのゆかりある地に恩返しがしたい、とか、身近な人の例を挙げて、その人たちを幸せにしたい、とか、そういう思いでビジネスをされている方々を何人も見かけました。

そのクライアントさんたちと話をする中で、果たして私が考えるマーケティングの定義は修正が必要だと気づき始めます。

それが、今井さんのおっしゃる「お金のためでなくても誰かのために頑張ることで、社会に貢献していくのも良いのでは?」という言葉にぎくりとし、明確に気づいたのです。


なんのためにマーケティングをしているのか

マーケティングに携わる皆さんに質問です。皆さんは、なんのためにマーケティング活動をされているのでしょうか。

売上向上も大切ですが、マーケティングはそれだけに留まりません。誰かの生活を豊かにしたり、社会問題を解決したり、より良い未来を創出する1つの考え方です。

マーケティングすることが当たり前と鵜呑みにせず、何の目的でマーケティング活動をするのか?を明確にしておくと、今後のビジネスに役立つことがあるかもしれません。


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