本好きの私が好きな、本にまつわる物語8選。 【本屋さんまであと何歩 vol.7.5】
今回は本屋さんの開業には関係ありません。
強いて言えば私が「本屋をやりたいな〜」という気持ちを募らせた遠因となった本好きのための小説を紹介していきます!
『配達あかずきん』
本屋を舞台にしたミステリならこれ!大崎梢さんの成風堂書店事件メモシリーズは外せません。書店員コンビが挑む日常の謎は本好きなら楽しく読めること間違いなしです。
大崎さんはこのシリーズと同じ世界観の中で、出版社営業が主人公の『平台はおまちかね』シリーズ、出版社が舞台の『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』などなど、本にまつわる著作を多数出しています。
本の物語なら大崎梢さん!ぜひ覚えていってください。
『本のエンドロール』
本を造る印刷会社の人々をクローズアップしたお仕事小説!
仕事への誇りや紙の本に対する愛が詰まった物語、装丁の仕掛けも含めて本好き必見です。
『図書室のキリギリス』
高校の学校司書として働くことになった主人公が、高校生たちと共に日常の謎を解いていく優しいミステリです。実在の本がたくさん出てくるので、そこから興味を広げていくのも楽しいですよ。シリーズ三作目まで出ています。
『吉野北高校図書委員会』
地方の高校を舞台にした青春群像劇です。大人にとっては瑞々しく、現役の学生にとっては等身大な図書委員たち描いた爽やかな物語です。全三巻で綺麗に完結しています。
表紙のイラストを描いている今日マチ子さんがコミカライズもしていたので漫画から入るのも良いかも。
『図書館の魔女』
世界の国々から一目置かれる「高い塔」と呼ばれる最古の図書館に住む魔女と少年が出会うとき、超弩級のファンタジー巨編の幕が上がります!
魔法はありません。どこまでも知識と謀略で大国を相手取る魔女と、秘密を抱えた護衛の少年が繰り広げるポリティカルエンタテイメントです。分厚いけれど後半は一気読み確定なので、しっかり時間を確保して読むのがおすすめ。
『ページス書店の仲間たち ティリー・ページズと魔法の図書館』
本好きが一度は夢に見る「本の世界に入れる」能力に目覚めた少女が主人公の文学ファンタジー。「赤毛のアン」や「不思議の国のアリス」など名作文学のキャラクターも度々登場します。
小学4年生以上で習う漢字にふりがながふってあるので、子どもの初めてのファンタジーにもおすすめです。なんとなくそのうち映画化しそうな気がします。
『虹いろ図書館のへびおとこ』
いじめがきっかけで学校に行けなくなった小学6年生の主人公が、小さな図書館での出会いをきっかけに少しずつ前を向く優しい物語。ジュブナイルの繊細な心の機微が胸を打ちます。
子どもが主人公の3作、司書さんが主人公の3作があり最近完結したので今読み始めるのに良いタイミングだと思います。
『あるかしら書店』
絵本作家ヨシタケシンスケさんの「こんな本、あったらいいな」が詰まったゆるかわで楽しい妄想書店が詰まった絵本です。
「本の降る村」「書店婚」「読書草」なんかが個人的には好きです。
今回紹介した以外にも『ビブリア古書堂の事件手帖』とか『本と鍵の季節』とか『麦本三歩の好きなもの』とか『本好きの下剋上』とか沢山の本にまつわる物語がありますが、今回はこの8つで留めたいと思います。
みなさんもイチ押しの本にまつわる小説があればぜひ教えてくださいませ!
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