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僕がこのアニメで一番気に入ってるのは放送時間が30分ってところですね(2025年2月10日の日記)
生活
炊飯器の予約機能でビリヤニを炊いたら浸水時間が狂って変な仕上がりになったうえに家じゅうが羊臭くて大変なことになる。少し炊飯器の蓋を開けて乾燥させたらいい具合に。昼から悪友がメシ食いに押しかけてきたのでステーキを焼いてソースと副菜を作り、ビリヤニと合わせて振舞う。おれが仕事している横でステーキとビールを満喫されると……狂う!!!!!
メールと電話を大量にさばき、仕事のあとは資格維持のオンライン研修で2時間持って行かれる。運動不足のため秋葉原を散歩。アニメを見る。
僕がこのアニメで一番気に入ってるのは放送時間が30分ってところですね
久々に『映画大好きポンポさん』のマンガを読み、ふとアニメが30分であることもなんと素晴らしいのだろうと気が付く。天才映画監督・ポンポさんは90分の映画を愛する。長時間の集中は現代の視聴者に優しくない、90分の映画は伝えるべきメッセージを取捨選択して削るべき要素を残していないからだという。
もう数年単位でテレビアニメを毎日見ているが、テレビアニメが1話30分であるからこそ集中して視聴ができている。1時間くらいになると画面をつねに注視することに限界を覚えてしまう(9時10時台の1時間程度のテレビドラマはどうも照明とか構図とかが必ずしもシャキッとしてないので、1時間ずっと注視することを想定しないのかもしれない)。かといってショート動画では間や沈黙を使った演出を挟む余地がないし、テレビアニメはCMを挟めば10分程度の動画2本とOP/EDともみなせるため、30分が一種の限界であるように感じる。そしてアニメほど取捨選択のメディアもないように思う。物語面でも原作の長編ストーリーを上手く区切って採用箇所を選びつつ、限られた時間の中で起承転結ある物語にし、CMが挟まる区切りを考え、さらに前後の話数と繋げることも要求されている。作画面でも限られたリソースのなかで力を入れて魅せる場面を選び、力を入れない箇所でこそ少ない枚数やカット数で状況説明や演出をこなさないといけない。時に大胆な省略をすることもある。そうした容赦ない引き算を経て30分になったアニメの無駄のなさや観るべき部分への注力を私は好む。初回連続放送ありきの構成や1時間スペシャルになると、どうしてもこのソリッドさが失われて緩慢に感じてしまうように思う。僕がこのアニメで一番気に入ってるのは放送時間が30分ってところですね
きょうのカレー
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きょうの秋葉原
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きょう観たアニメの感想
魔法使いの約束 6話感想
今まで度々出てきたサブリミナルみたいな不連続なコマを使った演出が今回はなくなって急に見やすい。話がほぼ進んでない代わりに、パレードの場面などで特に物語と関係ないイケメンキャラの萌えシーンを入れられるだけ入れた感じのするサービス回だった。ソシャゲ原作なだけあって何かとゲームのスチルみたいなキャラ1人を真ん中に置いた構図であまり動かさないカットが多く、キャラ売りしていくぞという強力な商売っ気を感じる(?)
わたしの幸せな結婚 19話感想
甘水直の暗躍と圧倒的な異能の力を見せるAパート。全くシンデレラストーリーじゃないけど幻覚攻撃の凝った演出や大迫力のバトル作画で敵の底知れなさを見せてきて大満足。内通者を使う作戦から異能や戦闘能力だけでなく政治にも長けていることが分かる見せ方が上手い。
年末のお祝い、人質を取られて内通していた薫子さんと和解するBパート。バトルだけじゃなくお祝いの料理の作画まで綺麗で嬉しい。ちゃんと異能パートの結果がシンデレラストーリーパートと結びついてるし、陰謀にまさるシスターフッドの強さを描いてこちらも大満足。この作品の独特な味にもすっかり慣れてきて楽しめるようになってきた。
この会社に好きな人がいます 6話感想
仕事の失敗で落ち込んだりキャリアで悩んだりしたところに恋愛要素が入った途端にマインドが上向きになり解決する、オフィスラブコメの黄金パターン。でも別に仕事のミスに共感できるでも恋愛に共感できるでもなく、ウッなんか生々しい!と思ってしまう(ベッドシーンがあるせいでなおさら……)
サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話 6話感想
なんかさっき見たアニメと流れが同じだ!2025年にもなって女の子と一晩良い感じになった後は仕事も上手くいくっていう話をするのやめようよ……
前近代的な世界においていかに交渉をして契約を飲ませて履行させるか?みたいな車輪の再発明の面白さを期待してたけど特になかったので空振り感。ウルマンダーさんが上から覗き込む励ましカットは構図も表情も上手くていい(ここ山場だったんだろうと思う)
黒岩メダカに私の可愛いが通じない 6話感想
モナと旭がメダカを誘惑しあうバカバカしい勝負、モナの無自覚な恋心を見抜いた旭とちょっと仲良くなるオチ。さっきまで放送されていた社会人ラブコメ作品のテーゼ(性欲を満たして癒されることは仕事に不可欠な栄養補給なんです~そうすれば全部上手くいきます~みたいな道具扱いな態度)とは正反対の、誘惑をバカバカしく滑稽に扱い、それでも惹かれる気持ちを大事にする姿勢に安心。