見出し画像

2025年2月4日の日記(労働・アニメ・ビリヤニ)


生活

 腰痛で全然寝付けないまま朝になり10時から仕事。昨夜仕込んでおいたマトンビリヤニを昼に炊いたら家じゅうがマトンとスパイスの匂いになる。そういえばインド料理にハマって引き返せなくなった人って常にスパイスの匂いがしてて不気味という話を思い出す。自認は料理初心者くらいなのに客観的に見ると他人を顧みず変な趣味に入れ込む気持ち悪い人になっているのではないかと心配になってくる。昼食を食べつつアニメを見る。
 午後、重めのメールを返し、夕方に一休みして家事。疲れからうっかりインターネットを見てしまう。インターネットって本当に最悪で見る意味ない。Xで仲良かった穏当なオタクだった人が扇動に影響されてしまい、強烈なミソジニストや排外主義者、DEI利権陰謀論者、嫌がらせの扇動者などになっていてショックを受ける。プラットフォームごとに形成される偏った世論って怖い。fediverseとかblueskyに行くと全く論調が違いますからね。自分も世界観に確信を持ててるわけではないけど、少なくとも複数のSNSやってると疑う余地を持てて良かったなと思う。
 仕事に戻って21時頃までひたすらコードを書く。きょうはPRを4本出し、エビデンスの動画も大量に取り、英語でコミュニケーションをしたのでかなり体力を消耗。仕事の後22時頃まで仮眠。アニメを見る。『正解するカド』の悪口を言っているアカウントを見、あれSFとしてもキャラクターとしても魅力的なツカミから全くツカミの期待通りじゃない方向へボール投げた変な作品だったよなと思い出す。

きょうのカレー

マトンビリヤニ、ライタ(ヨーグルトサラダ)、オレンジ

きょう観たアニメの感想

没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた 1~5話

 異世界ものアニメの悪い部分だけ盛り合わせたようなアニメで具合が悪くなってくる。力を与える代わりに逆らえなくなる主従契約を結んでほしい、何なら命令も下してほしいと迫ってくるヒロイン。保護を名目に先住種族がいる森へと入り込んで相手方の自治権を考慮することなくいきなり支配し、宗主国側の名前を付けて主従契約をさせる同化政策を始める主人公。しかも妖精や獣人のような種族が契約を結んだら人間に近い姿になる。現地人は未開人扱いでヒトと見なされてないのかよ。アニメ化に至るまでこの植民地主義的な思想を誰も批判しなかったことが心配になる。本作に限らずラノベとか深夜アニメとかいったオタクコンテンツって倫理的に問題あるものが素通りしすぎではとずっと思っているが(奴隷表象とか)……

外れスキル《木の実マスター》5話

 前回で主人公が倒れるクリフハンガーだったけど特に大事には至らず日常パート。鑑定スキルを目利きに使って買い物上手だったり、着せ替えだったり、こっちをずっとやってほしい。Bパートでまたしても陰謀。陰謀パートって何もしないでも被害者として正当性を主張できるポジションを取って怠惰なのと、現実での被害妄想的な意識を慰撫しすぎるのとで程々にしてほしいと思っちゃう。

甘神さんちの縁結び 17話

 施設で育った瓜生と血縁関係がなくても家族だという甘神家の共感は良い話だと思う。受験生のはずの瓜生くんが3姉妹の介助をしすぎている問題や、神主の跡取りになったら将来医者になりたい夢がかなわないんじゃないかとついに言及する。スローなカットを重ねた丁寧な生活描写もいい。でもここでの解決策が瓜生くんを一人暮らしさせて別れるって、前半の家族観パートの話からするとデリカシーないように思ってしまう。それはそれとして瓜生くんが神社に戻る時の演出はトゥルーエンドみたいで良かったですね。

Unnamed Memory 17話

 ファンタジー部分はスッと入ってこない箇所も多いけど、ローな雰囲気から急に情熱を帯びる会話劇で描くラブストーリーが抜群に強くて面白い。プロポーズの場面で揺れる一輪の花のカット。一輪ごと同じ存在はなく一瞬の時間を生きている花から、多くの因果を抱えたティナーシャも広い世界のなかの一人の人間であること、生きる時間の差があること、歴史をやり直した世界のオスカーはかつての時間と同じ存在ではないことを連想する。それでも再び巡り合って結ばれることの嬉しさよ(詠嘆)

花は咲く、修羅の如く 5話

 花奈と杏の溝、それを超えるまでの描く回。同じショットに花奈と杏を入れなかったり赤信号がインサートされたり、不穏な会話を彩るダッチアングル、心情を象徴するような雨、互いのことを少し理解したのちの2人が並んだショット……と百合アニメの教科書のような演出。丁寧で分かりやすくて面白いが、せっかく端正で綺麗な絵が付いてるんだし演出面でもうちょっと冒険してもいいのではと思った(強欲)


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集