「140字・20秒の恋歌:58 さざ波も立たない池」
泥水を飲むような恋をした。バラ水を浴びる恋も、清らな湧水のような恋もした。
すべてが終わり、あたしはさざ波もない小さな池に戻ってきた。
ここでは。
あたしは裸で泳げる。
激流も、輝くような嵐もないけれど。
あたしはここで。
安らかに泳げる。
きみの鎖骨にたまった、汗の中でだけ。
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