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愛されていないと悩んでいるあなたへ

僕は中学の頃から
休日は1日8時間以上も
勉強させられていました。

父が厳しかったから。

そのせいで友達もできず、
性格も暗くなってしまったと
父を逆恨みしていた。

どんなにがんばっても、
父が僕を褒めることはなかった。
そのことが心のどこかで
棘のようにひっかかっていた。

そこで、なぜ褒めてくれないのか
聞いてみようと思った。

その瞬間、「聞くのが怖い!」って
思いが湧き上がった。

父に、本心を伝えようと思うと、
怖くて聞けない。

でも、
こんなにドキドキするってことは……

僕は、父のことが大好きだったんだと
気づいたんです。

気づいた瞬間、涙が止まらなくなった……。

僕は父を嫌っていた。
そう思っていた。
でも、本当は、大好きだった……。

だから父を喜ばせたくて、
子どもの頃、
あんなに勉強をがんばれたんだ。

父に対する自分の深い愛に、
この時、初めて気づきました。

自分の愛の大きさに涙が止まらないって
なんだかこの時、
不思議な体験をしたんです。

人のほんとうの苦しみは、
愛されなかったことじゃない。

大好きな人に
愛を受け取ってもらえなかった
という悲しみです。

そこに自分の愛があったことに
まず気づいてください。
自分の愛に癒されるよ。

今日も頑張ったね。
おつかれさまでした。

追伸

「なんで、とおちゃんは
俺を一度も褒めてくれなかったの?」

聞いてみたら、
意外な真実がわかりました。

父は、口ではいいことを言って、
影では足をひっぱる人を
たくさん見てきたので、
褒めることが愛だとは
思えなかったと言うのです。

なんと、褒めないということが
父の愛のカタチだったのです。

人は、愛のカタチが違うことで、
わだかまり、ぶつかり、
争っているだけなんです。

そしてもう1つ理由がありました。

父も親に褒められたことがないので
褒めかたがわからなかったというんです。

僕は父に伝えました。
「一度でいいから、
俺は父ちゃんに褒められたかったんだよ」

すると、父はこう言ってくれました。
「お前は、我が家の誇りだ……」

僕はとおちゃんに返しました。

「とおちゃん、
俺はとおちゃんの最高傑作だよ」

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