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ディストピアへの誘い

最近、またnoteを書き出してたのしくなってきたので私の好きな小説の分野の一つであるディストピア小説を紹介したいと思います。

ディストピア小説とは?
みなさんは、ユートピアという言葉はご存知であると思います。日本語で訳すと理想郷ですね。これとは、まさに真反対な物がディストピアです。これ又、和訳すると暗黒郷です。よくSF小説で使われるものですが、中には現実を考えさせてくれるものもあるので、非常に面白いです。

私の好きなディストピア小説
新世界より 貴志祐介 講談社
ハーモニー 伊藤計劃 ハヤカワ文庫
すばらしい新世界 オルダー・ハクスリー(ハックスリー) ハヤカワ文庫
動物農場 ジョージ・オールウェル ハヤカワ文庫
この4つが私が主に好きなディストピア小説であります。それぞれが、独特の色をもち非常に面白いのですが、私はこの中でも特に貴志祐介著の新世界よりが大好きです。

新世界よりとの出会い
この本との出会いは、もう10年近く前になりますが今でも忘れることができません。本屋さんで、フラフラしていた際になぜかこの本が目に止まったのです。当時は、まだ小学生出会った私には高価なものであり親に頼み込んで買ってもらった事は忘れられません笑。
そして、読み出すと止まらず上中下の3巻あるのですがすぐに読んでしまった事を今でも鮮明に覚えています。

大学生になっても私の中で生き続ける「新世界より」
先の文化財保護の記事で述べたように私は、一応学芸員を目指している身であります。
私は、博物館法を学ぶ中で一つの信念があります。それは、千年先にまで記録を残したいと云うものです。この考えは、学芸員の人からすると活用が出来ていない!怒られてしまいますが、私は今の文明社会がもしも崩壊してしまっても(メソポタミア文明みたいな感じ想像していまうす)今の記録を後世に伝えたいと強く考えています。なぜ、私がこの信念を抱くようになったかというと、新世界よりの中で生命体型自立博物館(図書館機能あり)が登場し、それが主人公たちに人類の黒い歴史を伝えることで物語が進行していくからです。その世界では、先の文明(現代社会)が崩壊し、歴史の断絶が起こっています。しかし、先の文明が滅びる前にこの自立博物館をつくり後世に歴史を伝えようとしました。
この考えは、私に博物館理念の中心を築きました。今の日本では、古代より少なからずの史料が写本だったりと形を残し残ってきました。しかし、これからがそのように行くとは限りません。そのような中で、私は博物館の中に永久保存しいつかの時に備えるという思想を持つに至ったわけです。

最後に
今回の記事は、思いつきで書いたものなので乱文なのは勘弁してください。
しかし、今まで書いた文の究極の目的は1つの本が私に多大な影響を与えてくれたということです。人は、何か自分と違うものと接触することにより成長します。それが、本であれ人であれ結局は同じことです。みなさんも、積極的に本や人と触れ合い、自分にないものと出会い成長してみるのもおもしろいのではないでしょうか。

追加情報           
2020年3月27日に貴志祐介さんの新著「罪人の選択」が文藝春秋より発売されています。4つの中短編で、SF作品がメインのようです。私も購入し、届くのを心待ちにしています。気になる方は是非!       

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