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落合陽一 日本進化論 超高齢社会をテクノロジーで解決する

昨日に続き「日本進化論」について。

今日取り上げるのは第2章の『超高齢社会をテクノロジーで解決する』です。

高齢者問題解決のキーとなる「高齢者ドライバー問題」

この章では、高齢者ドライバーの問題を軸にして問題解決について考えています。

数ある高齢化問題の中でも特に、この問題の解決には本書のテーマであるポリテックの考え方が不可欠だからです。

問題解決のための3つのアプローチ

この問題解決のためのアプローチが、

「ドライバー監視技術」
「自動運転技術」
「コンパクトシティ化」

の3つで、これらの実現には政治とテクノロジーの両輪が上手く回る必要があります。

ドライバー監視技術は、まだ実用化までは時間がかかる自動運転技術の前段階のようなもので、運転中のドライバーの認知能力や判断力を常時測定し、運転に必要な水準を下回った時に警告を発したり緊急停止する技術。

次に、コンパクトシティ化とは、車が必要ない環境で生活してもらうと言うこと。

例えば、駅近くのショッピングモールの中や隣に住宅や老人ホーム、病院などがあれば車を運転する必要はなくなりますよね?

これは、介護の人手不足、事業所不足などの問題解決にも繋がりそうです。

高齢者ドライバー問題の解決策は他の問題にも応用可能

これらの解決策は、例えば一次産業に従事している高齢者の事故防止や事業継続などの他の問題にも応用可能です。

また、株式会社メディヴァ代表大石佳能子氏のコラムには、介護について「お世話」から「自立支援」へのパラダイムシフトが必要とあり、これらは現在でも介護業界の標語にはなっているものの、実現させるにはやはりポリテックが不可欠です。

私はここから何を学び、行動にどう反映させるのか?

ポリテックの連携が必要な解決策の実現をただ指をくわえて待っていても仕方ないので、ここでの学びをどう行動に反映させるかは考えものです。

「お世話」から「自立支援」へのパラダイムシフトと、それをテクノロジーの力を使って実際のケアを行うことは個人や事業所単位でも十分に可能です。

と言うより、いくら制度やシステムなどのハード面が出揃っても、ソフトである事業所や職員が対応出来てなかったらパラダイムシフトは出来ません。

個人レベルでどうしても難しければ環境を変えれば良い。

本書を読んで未来像をイメージ出来たからには、先を行って制度が後から追いついてくる感覚を持ちたいです。

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