落合陽一 日本進化論 「働く」ことへの価値観を変えよう
前回「日本進化論」について書いたノートはこの本の「読み方指南」でした。
今日からはこの本から学んだ事、それをどう行動に反映させるかについて考えていきます。
今日は第1章『「働く」ことへの価値観を変えよう』について。
未来を予測するのに最高の一冊
ここでアラン・ケイの有名な言葉を引用。
未来を予測する最善の方法は、それを発明する人たちが参加する「平成最後の夏期講習」を観る事です。
それを読み解くためのこの章のキーワードは3つ。
限界費用ゼロ化
「限界費用ゼロ」とは、工業的なモノづくりに対して、デジタルコンテンツの場合追加生産にお金がほとんどかからないという事を意味しています。
SNSなどのプラットフォーム型ビジネスもその恩恵を受けており、今後は他の分野でも限界費用の低下を生かしたビジネスモデルが生まれると予測されます。
インフラ撤退社会
インフラ撤退社会とは、少子高齢化により地方の過疎化、東京への一極集中が進んだ結果、地方のインフラが縮小、撤退を余儀なくされると言う事です。
ですが、ネットワークインフラさえ上手く活用すれば地方に住んでいても東京にいるのと変わらず仕事が出来るようになり、まさにこの章のタイトルどおり「働き方の価値観」が変わります。
ダイバーシティの実現
「ダイバーシティの実現」とは、テクノロジーの進化によ、これまで働くためには障壁と見られていた多様性が受容されるということです。
どう行動に反映させるのか?
これらの未来像を受けて、私はどう行動するのか?
「限界費用ゼロ化」は、あらゆるビジネスに影響を及ぼす出来事なので、「これからの働き方」を考える上でのベースになりそうです。
次に、「インフラ撤退社会」を意識することで、どこに住むべきか?を考える指標になります。
また、ダイバーシティがテクノロジーによって実現しても、そこに居る人間たちの方が受容が難しい場面は多そうです。
まずはこれらの流れに逆らわないように、というのを頭に入れておこうと思います。