見出し画像

スタートアップ転職後の振り返り(Week2)-Legalscape

はじめに


この記事の目的

ご覧いただきありがとうございます。
この記事は誰かに向けてというものというより、私がスタートアップ企業に転職し実際に中で働いてみて感じたことをなるべく素直に、そして自分の振り返りとして言語化してまとめておこうとするものです。
そのため、あくまで私という一個人/従業員としての目線で書き綴ったものですので、勤務先のLegalscapeの公式の投稿では全くございません。
もし、これからスタートアップに飛び込んでみようと機会を伺っている方の役に立てば嬉しいですが、基本的には私の感想めいたものが多いです。
また、Legalscape1社で日本のスタートアップ企業を語ることはできませんので、あくまでn=1のサンプルにすぎません。

これまでの私のキャリア

先に私のバックグラウンドを記載しておきます。
その方が後続の文章を読んで理解しやすいかと思います。

  1. 京都大学経済学部を卒業
    大学時代は3年間を体育会アメリカンフットボール部に、残り1年を就職活動や短期海外インターンシップ、学生団体での活動に費やす

  2. 新卒で株式会社オロに入社
    クラウド型ERP(SaaS)のCS/導入コンサルタント(1.5年)
    経営企画(予算管理メイン)・IR(開示業務全般・機関投資家/株主対応)(1.5年)

  3. 転職しデロイトトーマツコンサルティング合同会社に入社
    財務/経理部門向けの業務/ITコンサルティング(2年)

  4. 転職し2023年7月より株式会社Legalscape(現在)

上記が私のキャリアを職種ベースで記載したものとなります。
キーワードとしては「京大卒」「体育会出身」「ベンチャー(レイタ―期)」「ERP」「CS」「プロジェクト管理」「管理会計」「IR」「開示」「予算管理」「コンサルティング」といったところになります。

私が働くLegalscapeという会社について

会社概要・事業内容

今回の記事の目的はLegalscapeをゴリ押しで紹介したいわけではないため、興味あれば下記を覗いてみてください。

少なくとも言えることは、挑みがいのある社会課題の解決に邁進している会社である、ということです。
現在のフェーズ感はシード/アーリー期の終盤くらいでしょうか。
人員数は20人に満たないくらいです。

実際入って2週間どう感じているか

Day1からDay4くらいまで

まずはオフィスに初出社し、出社されている方に挨拶をしつつPCのセットアップ系を始めます。
ちょくちょくCEO/CTO/COOと軽く挨拶も兼ねた会話をし、大まかな現在の会社の方向を共有いただいたりします。
残りのランチの時間までは、PC画面に向き合い淡々と設定を進めていきます。
ランチはビジネスチームのメンバーと近くの飲食店へ(この日は中華でした)
午後はCOOと1on1をしたり、内部会議に参加し、とにかく会社でいま何が起きているかを見て聞いてキャッチアップしていきます

前職であるコンサルティング会社に転職した際は、完全なフルリモート下でのスタートでしたので、まず対面でメンバーの皆さんと会話したり、不明点とかあればすぐ話しかけられるのが、すごく楽に感じました。
(前職は午後には、社長挨拶からExcel/PPT研修、コンプライアンス研修など、とっても慌ただしい感じだった)

入社初日から「営業してみて!じゃあね!」みたいな無茶ぶりはないんだな、という感じでしたね
(それはそれでスタートアップ感があり面白そうなんですが。)

内部会議に参加していくことで、既に活躍しているメンバーそれぞれがどういった持ち回りで何をやっているか、を把握することから始めていきました。あとは社内Notionにドキュメント類が残されているので、法律業界の基礎知識のような類の情報を主体的にインプットしていきました。

Day5からday7くらいまで

ちょくちょくセールスのオンライン商談に同席をして、顧客がどういったステータスなのか何を思って問い合わせをしてきているのか、現場でどんな課題感を抱いているか、等を生の声として聞いていきます。

社外・社内と色んなインプットをしていくうちに、セールスならセールスとして、どういった切り口で向き合っていくべきかなど自分なりの仮説がどんどん立っていきます。
というより、中途入社で皆が忙しそうにする中、初日からアクセル全開で猛烈に働こうと思っていたところで少し抑え目な状態である自分を感じて、早く現場に立って泥んこになりたい気持ちがかなり芽生えていたというのが正直な感じでした。
なぜなら「成長したい」とかそんな思いでスタートアップに転職してきたわけではないからです。
前職までに培った経験もフル活用しながら、とにかく会社の躍進・事業のグロースにコミットしにやってきたんだ、という想いですよね。
この気持ちで入ってきているので、FA移籍してくる選手みたく、早急に立ち上がって何かいい働きをしたかった。

そんな矢先にセールスメンバーのタスクとして「商談資料の改善」が浮上したので、喜んでそのボールを拾いにいきました。
要は現在の商談資料を抜本的に改善してください、というお題です。
セールスの商談には同席していましたし、頭を使う仕事なので、まずはここらで貢献しようではないかという気持ちがありました。

とまあ、そんな感じで引き受けて、途中途中にTPを挟んでFBをもらいつつ修正しという感じで翌週の期日までに資料を最終化することができました。

所感その他

現在Legalscape内で私が担って欲しいと期待される職域や役回りは、前職までの職種とも重なっておらず新しいチャレンジでは前提あるのですが、事業会社でのSaaS経験やコンサルでのロジ・資料作成・コミュニケーション方法等は間違いなく活きています。

未経験な業界/会社規模/職種であっても、過去に培った経験・スキルは環境が変わっても活用できます。
逆に仕事を通じて頑張ってきたことや仕事以外で書籍を読んだりして勉強したインプットなどすべて無駄なものはなく、広くて浅いスキルでもそれらを複合的に掛け算し、その場の環境や状況・条件にチューニングしてアジャストすれば、相当な武器になるということを肌で感じています。
ある意味「スタートアップでも全然やれるぞオレ!」みたいな感覚を持つことができました。
これは前職や前々職でお世話になった方々のおかげでしかなく感謝しかありません。
そして、素直に謙虚に自己研鑽してきた自分の若手社会人時代の習慣(筋トレとカフェ読書・資格勉強・キャリア設計など)がそんなに間違っていなかったこととも思えたのでよかったですね。

もう少し具体的な場面としては、営業資料を改善したいと思った際に、
「まずメッセージライン/ストーリーから考える(最初から資料作成に取り掛からない」という基本動作や、
「こういうメッセージでスライドをつくりたくて、それに適した資料のボディ構造/オブジェクトはこういう感じだ」というイメージがすぐに脳内の引き出しから湧くこと、
は前職のコンサル時代に諸先輩方の作った優れた成果物資料を多く目にして、自分で作った資料にFBを多く受け、自分でもスキルアップのために色々ロジカルシンキングや資料作成術の類の本を読んだり、と地道にやってきていたからだといえます。

他にもセールスという観点でいえば、前々職はBtoB向けのSaaS商材を扱う事業でしたので、SPIN話法などをはじめとするエンタープライズセールスに必要なセールスの考え方やロジカルに逆算して糸筋を考えること、導入事例の書き方やメッセージのポイント、経営者と現場のどちらも使うサービスのときの見せ方の使い分け、などなど、感覚地として蓄積された経験知は「こういうストーリーラインがいいのではないか」といった仮説を構築したりするのに大変役立っています。

終わりに

ここまでスタートアップにジョインして10営業日程度を稼働してみて感じたことのほんの一部を記載しました。

現在は企業フェーズ・職種も含めてほぼ未経験なところが多いのでですが、先述の通り過去のソフトスキルはポータブルに現職でも活きていますし、今後組織が拡大するにつれて、レイタ―ステージ/プレIPO期くらいからは実際にそういった会社で働いた経験があるので、もっと経験やスキルが活かせる場面が数年後レベルでは増えていくと思っています。

なんなら管理会計やDX/システム導入、財務・経理といった領域に強い人間であるので、ビジネス領域だけでなく、経営管理や内部統制といったバックオフィス領域でも知見を提供できるかもしれません。

他にも少人数で今後拡大していくからこそ今いるメンバー内でのビジョンや大事にしたい価値観の共有、相互の団結、コアメンバーとしての視座の醸成といったカルチャー面でも多々大事だなと感じたり、スタートアップならではだなというカオスな部分・変化量が多いといったこともたくさんあって書ききれないのですが、この辺にしたいと思います。

最後になりますが、スタートアップで働くのめっちゃ楽しいです。
スタートアップに惹かれるのならばどこか魅力に思っている証拠ですので、早いうちにスタートアップ村に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
というのが私が今言えることです。

ご一読ありがとうございました。
ぜひ「フォロー」「スキ」ぽちっとお願いします。

よければツイッターでもつながりたいです!

https://twitter.com/hotterchemistry

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?