減量の危険性について
こんばんわ。本日もお疲れさまでした。
中学生の男の子を指導していると。痩せるとパフォーマンスが上がると
思っている選手が何人かいます。
決して間違っていませんが、無理に減量してしまうと、成長に悪い影響があります。そのことについて理解する必要があります。
なので今回は成長期の減量についてまとめていこうと思います。
良かったらご覧ください。
何kgまでなら体力に影響がない?
体脂肪は人間が生きていくために必要なものです。
男性では体脂肪率が5%以下、 女性では12%以下になると、
健康上なんらかの影響がみられると報告されています。
また、減量は、普段の体重の5%以内の囲で行うことが望ましく、
6%以上の体重減少は体力が低下することが知られています。
もし、体脂肪を落とさず、 水分のみで減量する場合には、現在の体重の 2%以内の減少に抑えておくべきで、それ以上になると脱水により体力の低下を引き起こす可能性があります。
成長期の減量のリスク
成長期は、 人の一生において非常に重要な時期となります。
まだ身長が伸びているときに栄養素が足りない状態が続くと、骨の成長に影響がみられたり、 発育 発達が妨げられる可能性があります。
次のようなサインを感じたら気をつけましょう。
身長の伸びが止まる
第二次性徴が遅れる
病気にかかりやすくなる
生理不順が生じる
ケガをしやすくなる
授業に集中できなくなるなどです。
このように、 日常生活にも影響をもたらす可能性があります。 身長がどんどん伸びている時期には、無理な減量わあまりオススメできません。
急速減量の危険性
急速減量とは、 1週間前後で5kg以上体重を落とすような減量方法で、
体への負担が大きく、場合によっては命を落とすこともあります。
実際に、1997年にアメリカで5週間のうちに3人のレスリング選手が急速減量
によって死亡しています。
急速減量では、サウナスーツを着込んでの稽古やサウナ、水を飲まない、
ご飯を食べないなどの方法が行われているようです。
しかし、これらの方法は、 体脂肪を減少させる
ことよりも、体の水分の減少が大きくなり脱水状態となります。
脱水による急速減量では、次のような症状が見られます。
体がだるくなる
体温が上昇する
息が上がる
思考力が低下する
パワーが低下する
持久力が低下する
減量方法のまとめ
成長期に無理な減量はやめよう!.
1週間に5kg以上落とすような急速減量はやめよう!などです。
水分を摂らない ご飯を食べないなどの減量方法はやめよう
普段の体重を、階級の5%以内にするように管理しよう!
3週間前から、 1週間に体重の2%減量するペースで行おう!
サウナスーツを着込んでの水分による減量は体重の2%までにしよう!
脂肪燃焼のためには、息が上がらない程度のゆっくりとしたジョギングなどが効果的!
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