ヤマちゃん

柔道整復師 CSCS  トレーニング、栄養、機能解剖学、エクササイズなどを駆使しトレーナーとして活動 よろしくお願いします。

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最近の記事

読書記録・ChatGPTは質問・指示が9割いちばんやさしいchatGPTの使い方入門

こんばんわ。本日も読書記録をしていきます。 2023年に入ってから、TVやメディアで連日ChatGPTの話題が取り上げられていますね。 ただ勉強したいが何から勉強をすれば良いか悩んでいた時、とても面白い書籍に出会いました。 それが「ChatGPTは質問・指示が9割を占めます。」とても分かりやすく読みやすかったです。 本書の結論は、ChatGPTを先生として何かを聞くのではなく、優秀な部下としてビジネスやプライベートで活用すると言っています。 ただポテンシャルの高い部下

    • 【読書録】「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。

      久しぶりに更新していきたいと思います。 今日紹介する本は、ひきたよしあき氏の「質問力」です。 最近、時間がある時は、様々な方のお話を聞きたくて、お時間を頂いてお話を伺うことがあります。 毎回、質問の仕方によって全然違う。 さらに深く聞きたいことがあるのに、そのためにどのように質問すればよいか毎回考えていました。そのような中、素晴らしい本に出会いました。 この本、3人のキャラクターが中心となるストーリーで展開され、文字も大きめで読みやすく会話形式で進行するため、内容に

      • 神経系と動作学習:効果的な運動を学ぶための鍵

        こんにちは、みなさん! 今回は神経系と動作学習についてお話ししましょう。 私たちのあらゆる動作は、固有受容器からの感覚情報の入力と中枢神経系からの出力によって成り立っています。 実は、この神経系による動作の学習は、 車のナビゲーションシステムとよく似ているのです。 車のナビゲーションシステムでは、目的地は変わりませんが、固有受容器から入ってくる情報をもとに、目的地までの最短のルートを探し出し、より早く到達できるルートを見つけるのです。 神経系も同様に、ランニングなど

        • 関節のスタビリティとモビリティについて知ろう!ファンクショナルトレーニングの重要性とは?

          こんにちは、皆さん!今回は関節のスタビリティとモビリティについてお話ししましょう。 骨や筋肉、関節包、靭帯、腱などが組み合わさることで、私たちの関節は成り立っています。 これらの要素によって、関節にはスタビリティ(安定性)とモビリティ(可動性)がもたらされるのです。 ファンクショナルトレーニングにおいて、機能的な動作では各関節がスタビリティ関節とモビリティ関節として役割分担されています。 そして、それぞれの関節が適切に機能することが非常に重要です。 さらに、動作の中

          「正常な骨格筋系の働き:機能的な動作を理解しよう」

          こんばんわ。本日もお疲れ様です。 今回もファンクショナルトレーニングに関係することを書いていこうと思います。 まずヒトの動作は、関節を動かす筋肉の収縮・弛緩によって成り立っています。 しかし、正常な骨格筋系の働きは単純な筋力だけではなく、関節包や帯、軟部組織の状態も重要です。 さらに、筋や関節に存在する固有受容器は中枢神経に情報を伝え、最適な動作をサポートします。 今回は、正常な骨格筋の働きを機能解剖学的な分類とファンクショナルな分類に分けて詳しく解説します。 【

          「正常な骨格筋系の働き:機能的な動作を理解しよう」

          スポーツ動作の3つの面とトレーニングの重要性

          こんばんわ。本日もお疲れ様です。 今回はファンクショナルトレーニングの最後の原則について書いていこうと思います。 それは3つの面です。 スポーツにおける動作は、矢状面(体の前後方向)、前額面(体の左右方向)、水平面(体の上下方向)の3つの面の動きが組み合わさって成り立っています。 それぞれの面の動きが適切に調和することで、スムーズなパフォーマンスが実現されます。 特にランニングというスポーツでは、横方向への動きは少なく、主に直線運動が中心です。 そのため、矢状面上

          スポーツ動作の3つの面とトレーニングの重要性

          運動連鎖について

          本日もお疲れ様です。今回はキネティックチェーンについて書いていこうと思います。 キネティックチェーン(運動連鎖)という言葉を知っていますか? これはカラダ全体の「つながり」を指し、 ランニングではクロスモーションという言葉で表現されます。 右後ろへの腕振りと左股関節伸展動作は、ランニングにおける 後方へのキック局面において協調的に機能するべきポイントとされています。 ランニングスピードはストライド×ピッチで決定されています。 効率よく走るためには脊柱回旋+骨盤の逆回

          運動連鎖について

          分離と協同

          分離と協同‼ ファンクショナルトレーニングの原則には、分離と協同の概念があります。 分離とは、動く関節と特に体の中心部が動く関節に対して安定した状態を維持することです。 協同とは、一つの動作を行う際に複数の関節が協力して統合的に動くことを指します。 スポーツの動作では、関節はモビリティ関節(可動性関節)とスタビリティ関節(安定性関節)の二つのカテゴリに分類されます。 ファンクショナルな動作を遂行するためには、モビリティ関節が「可動性」と「筋力」を持ち、スタビリティ関節

          分離と協同

          力の吸収と発揮

          ファンクショナルトレーニングの原則として力の吸収と力の発揮があります。 これはローディングとアンローディングと呼ばれます。 ローディング(loading) とは力の吸収または蓄えるという意味ととらえてください。 これは筋肉が伸びるように(エキセントリック)筋肉が収縮していきます。 そしてアンローディング (unloading)は、逆に, 力の発揮は 力の放出です。 この時、筋肉は縮む(コンセントリック)収縮が起こります. スポーツのあらゆる動作の一連ではこのアンローデ

          力の吸収と発揮

          カラダの土台

          はじめまして、こんにちは。本日もお疲れ様です。 これまで、筋力トレーニングについてお話しましたが、競技パフォーマンスを向上させるためには、筋肉量や最大筋力を重視したトレーニングが非常に重要です。 しかし、ファンクショナルトレーニングというものも同じくらい 重要なトレーニングになります。 ファンクショナルトレーニングは、身体の機能を高めるためのトレーニングであり、スポーツ動作だけに特化したものではありません。 身体の効率的な動作に着目し、身体全体を鍛えることで、日常生活

          カラダの土台

          重力を利用していきましょう。

          こんにちは。今回からファンクショナルトレーニングに必要なことを書いていきます。 ランニングという動作を考えると、重力下の立位姿勢で体重の3~4倍にもなる接地時の衝撃を吸収する必要があります。 そのため、ファンクショナルトレーニングでは、基本的には重力下における立位姿勢でトレーニングを行います。 荷重の意識を徹底させるために、トレーニングだけでなくストレッチも荷重位で行うことが大切です。 たとえば、股関節屈筋群のストレッチを行う場合には、非荷重位よりも荷重位、さらに荷重位

          重力を利用していきましょう。

          走る動作②

          こんにちは。本日もお疲れ様です。 前回に引き続き、走る動作についてお話しいたします。 私は走ることがスポーツの基礎となると考えています。 時には監督やコーチから「走ってこい」と指示されることもあります。初めの段階では姿勢の良し悪しによる差はあまり感じられないかもしれませんが、一年365日続けていくと、姿勢による圧倒的な差が生まれると信じています。 単に走るだけでなく、姿勢の改善にも重点を置くことは非常に重要だと考えています。 では、いきましょ。 遊脚期3つの段階に分

          走る動作②

          走る動作について

          こんにちは。本日もお疲れさまです。 前回はウォーキングとランニングの違いについてお伝えしましたね。 今回は走る動作のメカニズムについてお話しします。 走る動作は、立脚相(足が着いている時)と遊脚相(足が空中にある時)の2つに分類されます。そして、立脚相はさらに3つの段階に分けられます。 ① 着地初期: 足の裏の一部が地面に接触する瞬間から始まります。 ② 立脚中期: 踵が地面についてから足裏全体が地面と接触し、踵が地面から離れるまでの期間です。 ③ 離地期: 踵が

          走る動作について

          ウオーキングとランニングの違い

          こんにちは。本日もお疲れ様です。 今回は、トレーニングにおける基礎的な ランニングについてお話ししたいと思います。 ウォーミングアップ、トレーニング、クールダウンなど、様々な場面で走る動作が含まれますが、その中でも特に正しい走り方が非常に重要です。 誤った走り方をしてしまうと、スポーツのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。 正しいフォームを身につけることで、効果的なトレーニングができ、スポーツの成果を上げることができます。 そもそもウオーキングと何が違う

          ウオーキングとランニングの違い

          バランスを鍛えよう②

          本日もお疲れ様です。 前回はバランス能力のお話をしました。 じゃトレーニングをしていくと、すぐのバランス能力が向上する選手 やなかなか向上しない選手がいます。 出来たら早く効果を実感してもらいたいですよね…… 今回は自分が選手にバランス能力を向上する前にチャックする体のポイント について書いていこうと思います。 ① 下半身の筋肉の柔軟性の確認 足首の柔軟性が乏しいと、前後の動きに対応しにくくなります。 大きな力で押されたり、引かれたりすると、大きくバランスを崩しやす

          バランスを鍛えよう②

          バランスを鍛えよう

          本日もお疲れ様です。 今回はバランスについて書いていこうと思います。 どんな競技でも「バランスが悪い」という言葉を聞いたことがあると思います。 この「バランス」という言葉には様々な要因が含まれています。 つまり、「バランスが悪い」=「バランス能力そのものが悪い」とは必ずしも言えないのです。 では、バランスが悪いってどういうことなのか? 「バランスが悪い」という言葉には、静的バランス(一定の姿勢を維持する能力)や動的バランス(動きながら姿勢を維持する能力)など、さまざ

          バランスを鍛えよう