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生きているということは、どういうことか。「王様ランキング」デスパーの言葉より ~ 「いのちの歌」竹内まりや

「王様ランキング」というアニメで、不老不死となってしまった剣士が登場します。

彼は、心を失い、自我も失い、ただただ本能の赴くままに、戦いを繰り返していくようになっていきました。最終的には捕らえられ、幽閉されることに。

そんな彼を指して、彼の兄がつぶやく言葉が印象的でした。

こんな感じ。

人は死にます。生きているものは皆死ぬ。死ぬという事実があるからこそ、次世代に生をつないでいこうとする意識が芽生える。死ぬという事実があるからこそ、生を愛おしく思える。

「病気も無く年も取らず、まして死なないなら、生物から一番初めに失われていくものが、心だと。我々は死にます。だからこそ、子孫を残し命をつなげていく」
「それが悲しみや思いやりにつながり、人間性をはぐくんでいくのではないでしょうか。不老不死を得た者に、そんなものは必要ない」

「王様ランキングより、デスパーの言葉」

そして、その果てに、自我を失えば、もはや人間ですらない。。

生きているということは、どういうことか。
それは、このデスパーの言葉そのものなのかもしれません。

このくだりを見ていたら、竹内まりやさんのこの歌を思い出しました。

何かとせわしない年末に、この曲とデスパーの言葉を送ります。

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hisataroh358
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