極私的日本のバンド&アーチストのMy Favoriteベスト10 ~ Buck-Tick編
中3くらいまで日本のロックに浸かっていて、それから洋楽(ハードロック・ヘヴィメタル)に浸かっていきました。その時代以降の日本のアーチストはあまり細かく聞いてこなかったのですが、今回は、日本のロックに浸かっていた時代の名残を書いてみようと思います。何回か続けるかもしれません。。
さて、今回はBuck-Tickです。
Buck-Tickは去年が35周年ということでツアーをやっていました。
35年前というと1988年。僕がこのバンドの存在を知ったのは90年代になってからで、「悪の華」というアルバムからでした。
元々は、ポップな感じで売り出していたところに、若干のハードさが加わってきて、さらにダークでゴシック、デジタル音のような要素が加味されてきて、「悪の華」あたりで個性を確立。現在もその延長線上にあるのではないでしょうか?(その後はあまり追いかけてはおらず。。)
というわけで、
今回は、Buck-Tick初期の名曲ベスト10!
第1位:「悪の華」
ゴシック的ハードロックの名曲ではないでしょうか。歴史的傑作ともいえます。PVもモノクロ、アルバムジャケットもモノクロ。徹底的に黒い・ダークな雰囲気で統一されたクリエイティブ。
ボードレールの詩集から取った「悪の華」というタイトル。そんなストーリーも、ボードレールなんてしらなくても、なんかそれなりに意味をもっていたように思いますし。
第2位:「…IN HEAVEN…」
ハードなBuck-Tickの原点かもしれません。この曲が収録されたアルバム「SEVENTH HEAVEN」は、ほんわかなイントロで幕を開けます。が、一転、このハードな曲が登場します。
この疾走感は、この時以降のBuck-Tickを語る上では重要な要素になりました。
第3位:「Tokyo」
疾走感という意味では、その感覚を受け継いだのがこの曲。この時期から、若干のダークさが芽生えてきており、ハードロック・ヘヴィメタルに馴染んだ耳にも新鮮に聞こえます。この曲が収録されている「Taboo」というアルバムは、ラストの「Just One More Kiss」のみ従来の明るさを備えており、かなりの名曲ですが、違和感があったのが懐かしい思い出。
第4位:「Jupiter」
ギタリスト星野氏によるもの。この清々しさ、きれいな感じが、ダークなムードの中では一層、映えるんですよね。「狂った太陽」というダークムード満載のアルバムの中では、異質といえますが、これはしっかりハマっていました。
第5位:「ICONOCLASM」
デジタル時代の幕開けを告げるかのような、疾走チューン。無機質に続くように聞こえるその音の連鎖は、うっかりしていると、その闇に引きずり込む力を持っているようで恐ろしいものがあります。
この曲が「Taboo」というアルバムのオープニングで、次いで「Tokyo」になだれ込む流れはバンド史上屈指ですね。
第6位:「MACHINE」
これもまた、ならではの疾走チューン。ダークムード満載です。「Tokyo」を機械化された都市と考えると、このタイトルも連動性があるような気がします。勝手に思っていただけですが。
あの当時、ガンダムのような遠い未来の出来事ではなく、AKIRAやパトレイバーなど近未来をテーマにしたアニメや映画が多く作られていて、都市の暗喩で機械化を使っている事例が多かったように思います。そのムードにぴったりはまった曲と言えるでしょう
第7位:「MOON LIGHT」
ポップなBuck-Tickの最高峰かもしれません。80年代の欧州ポップを踏襲したような、同郷の布袋さんがソロで展開する音楽性を反映したような、、。
心地よさとはこういった曲のためにある呼称なのかもしれません。
第8位:「FLY HIGH」
ポップなBuck-Tick。これもまた心地よさしかないですね。幻のインディーズ時代のアルバムに収められていた楽曲は、今聞いても色あせておりません。
第9位:「LOVE ME」
清々しく流れていくバラードタイプもBuck-Tickの真骨頂。「Jupiter」もそうですし、「ANGELIC CONVERSATION」「さくら」などなど。かすれるような声が何とも言えません。
第10位:「さくら」
バラードタイプの名曲。聴いていると、デジタル処理された桜が、あたり一面に舞っているような、、そんな風景が見える気がします。
というわけで、ベスト10をやってみました。
皆さんはどういった曲が好きでしょうか?
ぜひ、コメントなどでお知らせくださいませ。
今後は、
ブルーハーツ、X、ボウイ、レベッカ、ジギー、ジュンスカ、や椎名林檎、サザンオールスターズなどのポップ系アーチストのベスト10をご紹介してみようと思います!!
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