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我が青春のプレイリスト

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ひたすら懐かしいあの頃。そんな時に流れていた曲を紹介してみます。
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2024年1月の記事一覧

我が子への願いを綴った手紙のような曲 ~ 「Forever Young」ボブ・ディラン

これはボブ・ディランの息子のために、息子の事を思って書かれた曲です。なので、この歌詞にあ…

hisataroh358
10か月前
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「世情」中島みゆき

発表されたのは、1978年。 70年安保の学園闘争も終わったのも束の間、生活水準の上昇に伴い、…

hisataroh358
9か月前
78

自己が確立されているからこそ 〜 「Just the Way You Are」 ビリー・ジョエル

先日、ビリー・ジョエルが来日していました。ライブに行ったわけではないのですが、懐かしくそ…

hisataroh358
9か月前
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あの日の名残をいかにとやせん 〜 「Woman」 アン・ルイス

就業率の推移を見ると、まだ開きはあるものの、昭和末期から比べると、その差は縮まりつつあり…

hisataroh358
9か月前
79

思い出の地のこと ~ トム・ウェイツ「I Wish I Was In New Orleans (In The Ninth Wa…

思い出の場所は、だれにでもあるのではないでしょうか。 思い出の場所。いつか行きたいと思っ…

hisataroh358
9か月前
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美しいピアノの旋律が染み渡る名バラード 〜 「Mama Don’t You Cry」 Steelheart

彼方に旅だって行った母に捧げるバラード。あなたは僕の心に、夢の中に生きている。だから泣か…

hisataroh358
10か月前
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四季があるというのはそれだけで、感情の起伏を表している ~ 「落陽」吉田拓郎

冬ともなれば、夕闇が迫ってくる時間帯が早くなります。 冬至に向かって、日は短くなり、夏至に向かって長くなっていく。この循環はとても興味深いです。 秋や冬は、その気温、風景の様相とも相まって、どこかセンチメンタルな気持ちにさせてくれます。 春や夏は逆に、気持ちを暖かく、ほがらかにしてくれます。 四季があるというのはそれだけで、感情の起伏を表しているようです。 落陽が早い時期。 この歌は、作詞を担当された方が、その時期の北海道を旅し、フェリーで出会った初老の男性との邂

前途は明るいはずだから 〜 「いい日旅立ち」 山口百恵

旅立ちの話を聞いた。 プロパーで勤め上げることも素晴らしいが、意志を持って新しい場所に挑…

hisataroh358
10か月前
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ある日の音楽レビュー 〜 「Bad Animals」 HEART

少し地味かもしれない とは、このアルバムを聞いた時の感想だ。 おそらくこれは、プロデュー…

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hisataroh358
10か月前
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大人の抱く恋心の詩 〜 「恋唄」 前川清

演歌の良いところは、誰もが抱き、悩み、惑わされる恋や愛を、カッコつけることなく、しかし、…

hisataroh358
10か月前
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暖冬の日に 〜 「ブリザード」 松任谷由実

寒い日もあれば、暖かい日もある。全般としては暖冬なのは明白です。聴いたところによれば、都…

hisataroh358
10か月前
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遅れてきた進化系シティポップ ~「東京は夜の七時」ピチカート・ファイブ

遅れてきたブームと言えるかもしれません 90年代を駆け抜けた渋谷系なるムーブメントの芽は80…

hisataroh358
10か月前
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運命は、自ら切り開いていくもの。変えられるもの。「Destiny」 松任谷由実

英語だと、destinyは運命、fateは宿命となります。 宿命は、すでに宿っているもの。変えられ…

hisataroh358
10か月前
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強い願いは時空を超える ~「Everywhere I Go」 ネルソン

誰かへの強い思い。 それは時には時空を超えることがあるようです。 たとえば、夢枕に立つという現象。 戦時中、日本の母の元に息子が立っていたという話を聴くことがあります。何らかの思念が形となって表れたと考えられます。 いわゆる第6感というのもそれに近いのかもしれません。(時空を超えた誰かの思念を捉えている) 光も、音も波長。見えないけれど、確かに存在しているものです。願いや思考も波長の一種でしょう。であれば、光や電気通信が瞬時に距離を越えていくように、強い願いも誰かの