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「有意水準5%未満とした」は間違い

veryshortな研究法の備忘録がてらのメモ.

論文を読んでいると,たまに方法のセクションのデータ分析の箇所で「〇〇検定を有意水準5%未満で行った.」と記載しているのをたまに見かける.

実は表現が間違い.

有意水準は有意と判断するかしないかの水準・レベル・カットラインのことを意味するので,「○%未満」と表現するのは間違い.

さらに厳密にしておくと,
有意水準という用語を用いるのなら0.05や0.01といった数値.危険率という用語を用いるのなら5%や1%とする.

要約すると,
例「有意水準は0.05とした.」「〇〇検定を危険率5%で行った.」などが適切な表現となる.
ちなみに,有意水準(危険率)は0.05(5%)とするのが,現状の国際基準(5-80ルールといわれている).

詳細は以下の記事をご覧くださいませ.
↓↓
ひさのメモ①研究法の基本
https://note.com/hisanpan/n/n73440b049333

ひさのメモ②文献レビュー
https://note.com/hisanpan/n/nd0a2ededd080

ひさのメモ③研究に必要な統計学の基礎
https://note.com/hisanpan/n/nfb2155ab938b

ひさのメモ④観察研究(調査的研究)の基本的方法論
https://note.com/hisanpan/n/nc23d87420257

ひさのメモ⑤介入研究(実験的研究)の基本的方法論
https://note.com/hisanpan/n/n482fcde9ecbb

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