マインドフルネスの脳科学 ~脳の大規模ネットワーク~
今回も脳科学系メモ.
前回,
慢性疼痛患者は,
デフォルトモードネットワークとサリエンスネットワークの
バランスを改善することで
治療効果に結びつく可能性が指摘されているとメモしたが,
今回はこれらのネットワークも含めて
脳の主要なネットワークについてメモ.
既に脳内の大規模ネットワークとして,
10個ほど発見されているそうであるが,
脳の休息と活動における主要なネットワークとして以下の3つがある.
■デフォルトモードネットワーク(DN:Default mode network)
・内側前頭前野や後部帯状回などが関与
・安静時,休息時のネットワーク
・空想や白昼夢などはこのネットワークが関与している
・したがって,マインドワンダリング,マインドレスネスを誘導しやすいネットワークでもある
■サリエンスネットワーク(SN:Salience network)
・セイリエンスネットワーク,顕著性ネットワークともいわれる
・前部島皮質や前部帯状回などが関与
・刺激に注意(気づき)を向けるときに働く
・DNとCENの切り替えを行うネットワーク
■中央実行ネットワーク(CEN:Central executive network)
・前頭前野背外側部や後頭頂葉などが関与
・ワーキングメモリや遂行機能といった思考に関連する
これら主要な3つのネットワークは,
DN(休息)
↓↑
SN(注意・気づき)
↓↑
CEN(思考)
という関係があり,
SNがDMNとCENの切り替えを行うネットワークといわれている.
・ぼーっとしている時に(DMN)
・ふと我に返り(SN)
・仕事・勉強にとりかかる(CEN)
こんな状況を考えてみるとそれぞれのネットワークの働きがわかると思う.
では,
瞑想中はどのネットワークが賦活されるのか??
続きは次回のメモで.
(もったぶらせるw)
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