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今が人生の航路を変えるタイミングなら「ザ・ビジョン」を読んでみては?
本屋さんの棚に並んだ本に「呼ばれる」ことがありませんか?
本当は、欲しい情報やインスピレーションにアンテナを張っているから必然に「その本」に出会うのだと思いますが「本に呼ばれる」という言い回しも気に入っています。
さて、私の人生の節目になると目の前に現れる「その本」の紹介をしたいと思います。
『ザ・ビジョン』 ケン・ブランチャード
この本に初めて出会ったのは8年前です。
長年勤めていた会社を退職する直前で、将来のビジョンについて考える良いタイミングでした。
これからの仕事や自分の将来についてどのように描いていくのか指南書を求めていたのかもしれません。
この本は、保険会社を父から引き継いだ二代目社長とそこで働くことになったシングルマザーのやり取りを通して、それぞれが会社と個人のビジョンを作り上げていく温かみのあるビジネス書です。
(*´ω`)
少しだけ、この本の骨子を紹介します。
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■ ビジョンを生み出す3つの基本要素とは?
【1】有意義な目的
目的とは、我々がなぜこの会社で働いているのか、わが社は何のために存在しているのかを理解することだ。
例えば、部署の違う二人が仕事の内容でもめていたとします。
「ふたりは個人的に気が合わないから言い争っている」との捉え方もありますが、会社の大きな目的がはっきりしていないから些末な部分で譲らない姿勢をぶつけ合っているだけかもしれません。
ビジョンの1つ目は「有意義な目的」、それを共有することです。
【2】未来のイメージ
「人間を月に送る」・・・ジョン・F・ケネディのアポロ計画
「すべてのデスクにコンピューターを」・・・・ビル・ゲイツ
「表彰台でメダルにキスをしている私」・・・多くのスポーツ選手
未来のイメージとは、最終結果がまざまざと目に浮かぶことです。
そこに至るプロセスを思い描くものではなく・・。
【3】明確な価値観
価値観とは、目的や未来のイメージを追求する過程で、どう行動すればよいかを示す包括的な基準である。
個人的なビジョンであれば、価値観に見合う具体的な行動をとるようにすることで日々の過ごし方に優先順位が付けられそうです。
(*´ω`)
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特に大きな出来事がなければ、仕事や通勤、プライベートの行動は日々ルーティンで繰り返されるものです。
しかし、ちょうどこの時期を境に変化を余儀なくされた方も多いのではと思います。
「元に戻るのを待つ」という選択から「航路の変更」を選択されるなら、改めて人生のビジョンをたててみても良いのではないかと思いました。
「ビジョンとは、自分が何者で、何を目指し、何を基準に進んでいくのかを明らかにすること」
書籍の中のストーリーを通して、ビジョンを捉えた主人公たちのプロセスに浸ることしばし・・。
そして本を閉じてひと呼吸。
「さて、次は自分の番だな!」
と爽やかな気持ちにもなれる本でした。
(^-^)
追記:
「ザ・ビジョン」の本について「これnoteに書こうかな~」と考えた次の日に、本屋さんでぶらぶらしていると・・また本に「呼ばれました」。
「ザ・ビジョン(改訂新版)」が16年ぶりに再出版されているのを見つけたのです!!
人生の中で同じ本に二度「呼ばれ」ました。
それも、人生の転機に重なるタイミングで。
こんなこともあるのですね。不思議な体験です。
(*´ω`*)
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