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手作業の極み

昨日は枯れた部分を切ったので、今日は"芯抜き"と呼ばれる作業へ。

昨日のnoteはこちら。

わかめの真ん中をすーっと通る茎のことを"中芯"と呼んでいるんだけど、"芯抜き"はわかめの葉っぱと茎をわけることを言います。

おおざっぱにいえば、下に書いた4種類にわけていく作業。

①わかめの茎(中芯)
②葉っぱ
③切れ端のようなちぎれた葉っぱ(切葉)
④わかめ上部のギザギザ部分の短い葉っぱ(元葉)

これも手作業。
思ってた以上に手作業ばっかりで、ほんとびっくりじゃない??

右手でわかめを1本持って、左手の指で優しくわかめをつかんでスッスッスーっと下にひいていく。
これだけなんだけど、思ったより難しい。慣れないうちは茎と葉っぱが綺麗にわかれなかったりして、要領をつかむまでは少し時間がかかる。

芯抜きをするための機械は存在してるんだけど、機械でわけるまでにやらないといけない下準備の手間を考えると、人の手でやったほうが効率がいいようです。
(前にメーカーさんにお試しで機械を持ってきてもらったけど、機械にわかめを乗せるまでの下準備のことを考えると、それならそのまま手で抜いたほうがいいのでは??となった)

ここからは少し話は変わるけど、塩蔵わかめの生産は様々な工程があるためにどうしても働き手の人数が必要になってくるんだけど。
特にこの"芯抜き"と呼ばれる作業をできる人が高齢化などで少なくなってきているので、どこのわかめ漁家も人手不足になっています。

通年雇用ならまだしも、わかめは短期間で終わる仕事なので、短期間雇用だと働き手を見つけるのが難しい。
家族や親戚以外の若い世代の人は働きに来ない印象。
(なので、わかめ作業や芯抜きと呼ばれる作業をやりたいって人がいると人手がない漁師さんに喜ばれます。)

私的には、こういうときに県内外から季節バイトに来てくれる人たちがいたらいいんじゃないかなあと。
来てくれる人たちの住む場所の確保と車があれば、そういうのを考えるのもありなんだと思う。

っていうのも、私自身がそうで。
わかめのアルバイトに来たことがきっかけで、いまもこの仕事をしているから、そういう人がいたらいいんじゃないかなと。

そのあたりも少しずつ考えられたらいいんだろうなあ。

今週は毎日わかめnoteを書いているけど、今日でいったんストップ。
少しおやすみして、出荷作業に入るタイミングでまた書きはじめようかな。

おやすみなさい。


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