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夜から朝になる時間に

起きると真っ暗。正直なところ、朝じゃなくて夜だ。
太陽の光はまだ届かない。

そんな時間帯に集合して、船の電気をつけて沖の方へと出航する。

今日からわかめ作業がスタートです。

11月頃にわかめの仕込みnoteの続きから。(興味のある方は読んでいただけると嬉しいです。)

わかめの仕込みnote

① あと少しで、わかめの仕込みの時期がくる
② わかめの仕込み作業がはじまりました
③ 素手でやる作業だから寒い
④ ひたすら、ぐるぐるぐるぐる

これからの流れとしてはざっとこんな感じの工程を経て、最終的に塩蔵わかめを出荷しています。

① 沖でわかめの刈り取り
② わかめを茹でる→茹でたわかめを海水で冷やす作業(約90℃のお湯で茹でたあと、海水で冷やす)
③ 一定量の塩をわかめに絡めて、タンクの中で一晩塩漬けにする(漬物のような状態にする)
④ 一晩塩に漬けたわかめをタンクから手作業で出していく
⑤ 水切り
⑥ 枯れている葉先部分を手作業で切る
⑦ わかめの真ん中を通っている茎と葉っぱなどを手作業でわける(芯抜き作業)
⑧ 種類別に脱水機にかけて水分を抜いて乾燥させる
⑨ 乾燥したわかめをほぐしながら箱詰め
⑩ 出荷

今日は①の、沖での刈り取りについてをちらっと書いていこうかなと。

わかめ作業でまずやることは、海に行って成長したわかめを刈り取るところから。クレーンで養殖ロープの両端を目線の高さまで吊って、手作業で刈り取り。

小刀のようなナイフを使って、1本ずつ刈り取る。

根元から伸びた茎の途中からギザギザした部分が出てくるんだけど、まとめて掴んで刈るんじゃなくて、そのあたりから1本ずつ刈り取ることで陸上での手間がひとつ減るので結構大事なポイント。
(これは違う作業のときにあらためて書きます)

5年前、私が最初にこの作業をしてびっくりしたのが、わかめが茶色だったこと。
「え?わかめって緑じゃないの?」って思ったし、たぶんこれを読んでる人も思ったと思うんだけど。

実は、海に浮かんだ状態だと茶色が正解。
生わかめは茶色なのです。

陸上に戻ってから次に行う工程で緑色に変わるんだけど、それはまた明日に。

おやすみなさい〜。

 

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三浦 尚子 / Hisako Miura / ura
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