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小説の好きな表紙3選

 こんにちは、Hisaです。皆さんは、本の表紙をどれくらい気にしますか?まったく気にしない人もいるでしょうし、表紙を決め手に本を買う人もいるかもしれません。私は表紙に惹かれて本を勝ったこともあるくらいには、表紙を気にしています。今回は、私が好きな小説の表紙を3冊紹介します。


1. 舟を編む

 1つ目は三浦しをんさんの「舟を編む」です。表紙はこれです。

原稿用紙が中心にあり、その周りに魚や鳥、花や植物など幅広い生き物の絵が書いてあります。この絵柄がかわいくて味があります。個人的には、子供の頃におばあちゃんが絵葉書に書く絵のようで懐かしいです。
 「舟を編む」は、辞書を作り上げるために奮闘する人達の物語です。「辞書」という他では見たことのないテーマを扱っており、どのように辞書が作られているのかを知ることができます。そのため、紙を中心にたくさんの動植物が書かれています表紙は、辞書をイメージして作られたのだと想像できます。
 表紙の絵柄のイメージの通り温かく優しい物語で、ひたむきに働く主人公たちの姿に勇気づけられる作品になっています。

2. 鴨川ホルモー

 2つ目は、万城目学さんの「鴨川ホルモー」です。

ビートルズの有名なアルバムのジャケ写(アビイロード)を思い起こさせながらも、着物や背景の街並み、絵のタッチはザ・日本といったかんじでつい目がいってしまいます。ちなみに物語の舞台は京都なので京都の街並みが書かれています。
 「鴨川ホルモー」は、大学生の主人公がなぜか「ホルモー」というチームスポーツをやることになるといった物語です。詳しい説明が難しいので気になる方は一度読むことをおススメします(笑)。表紙にはちょんまげの男や怒ってそうな男、メガネをかけた女の子が描かれています。彼らがどの登場人物なのか考えながら読むと、より楽しめると思います。めちゃくちゃ軽いネタバレをすると、登場人物の誰かがちょんまげ頭になります!

3. 同志少女よ、敵を撃て

 最後に紹介するのは、逢坂冬馬さんの「同志少女よ、敵を撃て」です。

表紙はかなりシンプルで、雪が降る中で青い目の女性が銃を構えています。まさにタイトルを絵に描いたような形で、青い瞳に引き込まれてしまいます。
 この物語は1940年前後の独ソ戦を舞台に、スナイパーとして育てられていくロシア兵が主人公です。ラストの展開が衝撃的ではあるのですが、それまでの物語もめちゃくちゃ面白いです。ただの一般人だった主人公セラフィマが徐々にスナイパーへと成長していく過程はハラハラドキドキで読んでいて楽しいです。
 あんまり関係ないですが、最近女性のイラストが表紙になっている小説が多いように思います。最近書店に行くといつも感じます。その始まりとなったのは、この作品や「傲慢と善良」なのかなと個人的には思います。

まとめ

 以上、表紙が好きな小説を3つ挙げてみました。皆さんも、好きな表紙があれば教えていただきたいです!

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