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失敗と生きること

「生きることは失敗の穴埋めだ」


人生は最初から失敗でできている。

『失敗すること』

それはとっても怖い。

「間違ったらどうしよう」
「上手くできないと恥ずかしい」

「みんなのようにできないといけない」
「みんなと同じように幸せでいない自分は恥ずかしい」

むしろ、
皆よりもちょっとだけ上でないといけない。

普通の暮らし。
普通の幸せでいいから。

そう言いながら。

そんな『普通』がとても難しい。

そんな普通が、
とってもハードルが高くなる時がある。

だから、何か一つ。
できればより多く。

普段から持っていないといけない。

みんなよりも上手くできること。
みんなよりも、ちょっと幸せであること。

「〇〇さんは、仕事ができて凄いね」
「〇〇さんは、旦那さんもお子さんも立派で羨ましいわ」

勉強や仕事。
家族や年収、容姿、物、肩書きなど。

いろんなできること。
いろんな幸せで。

みんなと比べられ。
自分でも比べながら生きている。

それでも、上手くいってる時はいいよね。

優越感に浸れるもの。

『みんなより優れている安心感』

そこには、そんなものがあるのかもしれない。

大丈夫。
私はみんなより役に立てるし、幸せも持っている。

〇〇ができることが私の価値。
〇〇を持っていることが私の価値。

必要とされる。
幸せに生きていける。

そんな気持ちが、心の奥に押し固められている。

そんな人も多いよね。

それがどんなに怖いことだろう。

「みんなのように仕事ができなくなったあなたは、もうこの会社にはいりません」

「離婚して、子どももいないあなたは不幸ね」
「そんな人を選ぶなんて、あなたは男を見る目がないのよ」

「そんな歳で家族がないなんて、親戚や近所の人に恥ずかしいわ」

「そんなことを言いだすのは間違っている」
「あなたにはがっかりだ」
「本当は酷い人だったんだね」

「見た目は可愛いのに、心が弱い人だったんだね」
「親に恥ずかしいから紹介できない」

「こんなこともできないなんてバカなんじゃない」
「あなたの頑張りが足りないのよ」

「母親なんだからこうあるのがあたり前でしょ」
「何でできないの?」

「いつまでクヨクヨ泣いているんだ」
「いい加減、切り替えろよ」
「お前の考え方がおかしいんだ」


そんな心ない言葉たち。

一方的で、高圧的。
本人たちだけが正しい世界の価値観が。

いつ、浴びせられるか。
もう、自分の身に起きた人もいるね。

本当に怖かった。

本当に痛いし。
とっても苦しいよね。

人によっては。
まるで死刑宣告をされている気分。

もうどこにも逃げ場がない。
そこまで追い込まれている人もいる。


大人になるにつれて。

できてあたり前。
あって当たり前。

そんなハードルが、どんどん高くなっていく。

でも、本当は。

そんな正体がないものを。
そんなにも、相手にしてあげなくても良いのにね。


「人生は失敗の連続だ」

そんな名言もあるように。

人生は失敗でできている。

産まれた時から話せなくて、たくさん泣くし。
最初から上手く歩けないから、たくさん転ぶ。

勉強や仕事。
家族のカタチやお金のこと。

いろんなできること。
いろんな幸せも。

失敗することから始まる。

大人になって、色んなことを経験し。
色んなことを求められる。

その度に、僕らは失敗をするんだ。

その失敗には、涙や痛みもついてくる。

でも、だからこそ。

その失敗の穴を埋めようと。
僕らは頑張って生きているじゃないか。

それは、人と比べてどうとか。
そんなのは関係ないんよ。

あなたの生き方。
あなたが生きる人生だもの。

「生きることは失敗の穴埋めだ」

人生は最初から失敗でできている。

上手くできない。
たくさん転んで、泣いてばかりの人生。

みんなのように器用に生きられないな。

例え、どんな人が。
そんなあなたをバカにしようとも。

その転んだ一歩。
そのたくさん涙するほどの頑張り。

あなたなりの幸せは。
とっても素敵な、あなたなりの頑張り。

何回、転んでもいいよ。

また一つずつ、穴埋めしていけばいい。

一緒に、あたたかく見守ってあげようね。

あなたの道が素敵に磨き上がるのを。
一緒に楽しみながらさ。

いつもありがとう。


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