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台湾の地質環境

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台湾は日本と異なって、元々海の底であった土地が、フィリピン海プレートの沈み込みにより圧縮され海面に現れたという土地です。その様な成り立ちの土地で3,000mクラスの山が100峰を…
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【台湾の地質環境】宜蘭、蘭陽平原

西郷菊次郎のことを調べた時に、彼が宜蘭庁長官をやっていたこと、宜蘭で様々な開発事業を行っ…

【台湾の地質環境】海底地形から見る台湾

台湾の大地の過去から現在、そして未来への変遷を見るには、台湾島の海面下の世界、海底地形を…

【台湾の地質環境】東海岸とフィリピン海プレート

日本列島の上に、フィリピン海プレートに載っている土地があります。それは伊豆半島。マグナフ…

【台湾の地質環境】二つの地質博物館

台湾にはたくさんの博物館があります。歴史博物館、海洋博物館、自然史博物館など。その中で台…

【台湾の地質環境】泥の山、泥の河

3本続けて台湾北部の地質環境について述べたので、ここで南に目を移します。台北盆地編で述べ…

【台湾の地質環境】台北盆地

前回台北に流れ込んでいる2本の主要な河が、地形の変動のために、本来の流れを変えて台北盆地…

【台湾の地質環境】大漢溪

台北市に流れ込む特徴ある河として、今回は大漢溪を取り上げます。この河も日本で考えるところの普通の河の流れ、山岳部から海へというルートから少しズレた流れをとっています。 大漢渓の河に沿った古い街 この河に興味を持ったのは、淡水河を上流に登ると現れるいくつかの街を歩いたことがきっかけです。それは新荘、三峡、大渓、三坑と言った新北市と桃園県に点在する観光地です。 これらの街は、日本人の行く観光地としてはそれ程知名度はありませんが、台北に住んでいると、一日の日帰りで行くことので

【台湾の地質環境】基隆河

台湾の地質環境について最初に疑問を感じたのは基隆河の流れるルートです。 以前紹介した員山…

【台湾の地質環境】台湾島の形成

台湾にある玉山は、富士山よりも高く日本統治時代は新高山と呼ばれていたことは有名です。台湾…