ハッピーエンドの作り方【0-3】
【第三幕】ノドカと店長の関係性(極端な第三者視点=状況説明のみ)
「店長~、どこ行ったんですかあ?」
ノドカは、普段より「ことさら」困り顔で、店内をパタパタと走り回っていた。
「なぁに~?」
ノドカの目前に突然、ミノムシのように天井からぶら下がったパンダの顔が逆さになって姿を現した。
「ひゃうっ!」
驚きで奇妙な悲鳴を上げながら、後ろ向きで壁側に飛び退(すさ)ってノドカは尻もちをついてしまった。
「もう! どうして店長は、そんなに自分勝手なんですかっ! お店のことも、ちゃん