浅からざるご縁
コロナ禍は、富めるもの・貧しいもの一様に危機となりました。見えないものゆえの怖さと、見えないものへの対応で、その人・その地域・その国の今とこれまでのことが、あぶり出されたような気がします。
周りを想い、ともにこの時代を過ごすことが大事なのに、時に感情的になり、自分の目の前のことがすべて正しいと錯覚し、自分の保身に走り…私を含め、人間の本質的な愚かさを、日々目の当たりにしています。浅い知識で「知っている/知らない」ではなく、深く「問う」ことの大切さにあらためて気付かされる日々です。
相手や物事の前後左右と、過去と今と未来を「想像(時に妄想)」することから見えてくるものと、見えないものの「気配」を感じることで、どうでもいいことに振り回され、どうでもよくないことに蓋をしている自分に嫌悪感を覚えます。
前回の記事から、ちょうど3週間。いろんなことがあったので、備忘録として、以下2つ。
※引用が長くて申し訳ありません。カットしないほうがいいと思いますので、ざっとお読みいただけると幸甚です。
【その1】「ポテトサラダくらい作ったらどうだ」事件
まず思ったのが、「自分のお財布から払って、買い物してるのに。。。」それと「だったらお前はどうなんだ?」ということ。
定時に仕事を終われるように、がむしゃらに働き、急いで学童保育所にお迎えに行き、ちょうどタイムセールで3割引になった惣菜コーナーに行って、ポテサラと唐揚げを買って、ぐずらなかった子どもに、ご褒美にお菓子を1個だけ買って。。。我が家もそんな感じです。たぶんこの高齢の男性(クソジジイと書かなかったみつばちさん!)も、奥さんに濡れ落ち葉なんて影で言われて、ついてこなくてもいいスーパーに一緒に行って、買い物の手伝いをするわけでもなく、ぶらぶら店内をしてたんじゃないの?なんて思ったりもします。
もしくは、この(哀愁を込めて)クソジジイにとって、「ポテサラ」は、母の味・妻の味の「ごちそう」だったのかもしれません。妻に先立たれ、子どもは独立し、ひとりスーパーのタイムセールに合わせ、今夜の晩酌のアテの、半額になったお刺身と、発泡酒と、明日の朝食のパンと牛乳を買いに来て、ふと口から出たのかもしれません。
どちらも、私の「妄想」ですが、いずれにしても、「さびしい人」なのでしょう。でもさびしいからといって、こんなこと言わんこっちゃないですね。
このクソジジイも、惣菜売り場におるんですよ。惣菜買っちゃダメなん?ダメじゃないでしょう!おせっかい通り越して、自分の価値観押し付けちゃダメ!でしょう。でも、このクソジジイだけじゃなくて、私自身も、日々他人に自分の価値観というものさしで、相手のことを知らずに、ああでもないこうでもないって言ってると思うと、恥ずかしくなってきます。
クソジジイのこどものころ、高度急成長時代を支えたのは、まちの「惣菜屋さん」と言っても過言ではありません。共働きで、仕事帰りにお惣菜を買って帰って、食卓を囲む・・・少子高齢化とスーパーの出現で、まちの惣菜屋から惣菜コーナーに変わっただけのことで、中食市場はしっかり伸びでいます。料理が大変になってきた高齢者向けの宅食(お弁当)市場も急伸しています。
飽食の時代、3食ともバランス良く、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、なんてどうでも良くないですか?前にも書きましたが、「ていねいなくらし」に潜む、そうしたバイアスというか、原因=結果は「=」じゃなくて「≠」でもあるし「≒」なこともあるということを忘れてますね。洗濯なんて、まとめて洗ったほうが水や洗剤も少なくて済む→環境に対しての負荷はそっちのほうがいい、ですもんね。
さておき、私の祖母だったら、こんなことを言っただろうと思います。
「よそはよそ! うちはうち!」
【その2】家いっぱい建ったら、学校足りんくなるの、わからんかった?
西日本新聞(6/28)
福岡県福津市の新中学校の建設問題が揺れている。市教育委員会は当初、2024年度の開校を目指し、市南部の竹尾緑地に小中一貫校を建設する計画を庁議決定していたが、原崎智仁市長が方針を凍結し、計画が白紙に戻った状態となっている。当初の開校予定が大幅にずれ込むほか、市長の教育行政への不当な介入だとして、議会の一部には反発の声も上がっている。
人口増が続く福津市では、児童数の増加で南部の福間南小や福間小で昼休みに運動場使用の制約が生じるなどの問題が発生。児童生徒数のピークは、25年度に福間南小が1682人、28年度に福間小が1850人、31年度に福間中が1811人に達すると予想され、3校とも適正規模校の倍以上の数となる。
このため市教委は昨年度、国道3号沿いでイオンモール福津に隣接する市有地の竹尾緑地と、市中心部の手光(てびか)地区を新中学校の候補地とする2案を検討。小学校区の再編を伴わない竹尾緑地に新中学校を新設する案を取りまとめた。事業費は約54億円を見込んだ。
新設案は、昨年12月16日の定例庁議で原崎市長も出席し決定。市教委は今年1月に各小中学校PTAを対象に計6回の説明会を開催した。
ところが、今年2月3日の庁議で、原崎市長が「竹尾緑地は土地の形状が豪雨などの災害時、安全性に問題がある」などとして、竹尾案を一時凍結するよう方針を転換。手光案を再度検討するよう指示した。
背景にあるのは、市内唯一の照葉樹林である竹尾緑地で盛んな保護活動だ。竹尾案が明らかになると、一部市民の間では早くも反対運動が起こり、来年3月に任期満了を迎え、就任1期目の原崎市長はその声に配慮しているとみられる。
市教委は「このままでは開校が決定的に遅れる」として、6月定例会の補正予算案に、福間中校区に新設校を建設するための予算を計上するよう、柴田幸尚教育長と4人の教育委員の連名で異例の申し出書を提出した。
これに対し、原崎市長は補正予算案に建設予算を盛り込まず、代わりに「小中学校大規模解消にかかわる市民意向調査費」20万円を計上。原崎市長は「合併し16年が経過し、校区によるコミュニティーづくりは新たな段階に来ている。新型コロナウイルスの影響で経済や人口増がどう変化するのかの見極めも必要だ」と話す。
6月定例会の一般質問でもこの問題が取り上げられ、議員からは「市民意向調査の実施時期」や「新中学校建設のめど」を明らかにするよう、質問が相次いだ。これに対し、原崎市長は調査の実施時期については「早急に実施したい」と述べるにとどめ、新中学校についても「教育委員会としっかりと協議したい」と明言を避けた。
福間小PTA会長の経験がある男性は「児童数の増加で最も疲弊しているのは先生たち。教育の質を保つためにも、早急に結論を出してほしい」と望んでいる。(床波昌雄、今井知可子)
この報道に対して、市長が激おこで、
https://www.facebook.com/tomohito.harasaki.7/posts/1372083829647056?__tn__=K-R
■ 新学校建設問題についての見解 ■■
福津市民の皆様
異例の豪雨があけ、夏の気配を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
福津市の新学校建設問題をめぐり、西日本新聞(6月28日、7月11日)をはじめとして、このところさまざまな情報が飛び交っています。7 月 14 日には、福間南小の保護者に(追記:7月20日には福間小の保護者にも)アンケートメ ールが送信されたようで、各所に混乱と動揺が広がっています。
福間小および福間南小で過大規模が起きている現状については、日々憂えており、一刻も早い学校新設をと願っています。ですが、教育委員会の推し進める竹尾緑地への新中学校建設案(以下、竹尾緑地案)に対しては、市長として予算を上げることができない状態が続いていました。結果として、このような事態を招いてしまいましたことを、市民の皆様に深くおわび申し上げます。
私自身の考えについて、市議会では答弁しましたが、広く市民の皆様にお伝えしてきませんでした。このような混乱が生じてしまった今、市民の皆様にもご説明する義務があると考え、以下に概要をまとめました。ご一読いただければ幸いです。
〔竹尾緑地は危ない〕
竹尾緑地案で私が最も危惧しているのが、「ここでは子どもたちの安全が守られない」ということです。
竹尾緑地は、山と山の谷間にある沼地です。奥のほうには21,100tのため池があり、堤防にせきとめられています。決壊による水害その他の災害により、その周辺区域に被害を及ぼすと、県知事に指定されたため池です。『旧福間町史「地形-地質の章」:九大教授著』には、竹尾緑地に活断層があることも明記されています。地震などで堤防が決壊した場合には、子どもたちの命を保証できない。子どもたちがのびのびと元気に学校生活を送る環境を整えることが、市長としての責務であり願いでありますが、それは子どもたちの安全が前提条件であることは言うまでもありません。
竹尾緑地は、市内で福間駅東土地区画整理事業を進めていたUR都市機構が、2008年に12億5,422万円で福津市に売却したものです(絶滅危惧Ⅱ類のカスミサンショウウオなど希少生物の生息も確認され、福津市はこれを里山として保全してきました)。当時のUR都市機構が行なったボーリング調査の結果を見た専門家たちも、「ここに公共施設を建てることは考えられない」と口を揃えます。地下に帯水層があり、地盤がゆるいのです。
竹尾緑地ではあちこちで地下水が湧いているのですが、これらを埋め立てていくと、出口を失った地下水がどこで噴出してくるかわからないという怖さもあります。
私はわかたけ広場を含む福津市中央公民館の地に新小学校を建設する、手光わかたけ案を推しています。地盤が硬い上、小高い場所にあるため、ここなら福津市随一の防災拠点としての活用も可能となります。
〔小中学校の過大規模は〕
福間小(現在1,151人)、福間南小(現在1,441人)は、対処しなければ福間小は1,850人(R10年)、福間南小は1,682人(R7年)にまで増える見込みです。竹尾緑地に新中学校を建て6年生を中学に通わせることとし、福間・福間南小校区を5-4制(小学5年-中学4年)にする「竹尾緑地案」では、福間小は最大1,541人(小1〜小5)、福間南小は1,401人(小1〜小5)になります。校区再編を伴う手光わかたけ案では、福間小は最大1,418人(小1〜小6)、福間南小は1,479人(小1〜小6)になります。
福間中(昨年767人)は、対処しなければ1,811人(R13年)にまで増えます。竹尾緑地案だと最大1,295人、手光わかたけ案だと1,632人になります。約4年間(R11〜R14年)は過大規模になる可能性がありますが、仮設校舎リース校舎の使用等で対応できないかと考えます。
〔早く学校を作るには〕
できるだけ早く、過大規模状態を解消したいというのが、多くの児童・保護者の皆さまの切実な願いと思います。ですが竹尾緑地のような軟弱地盤に学校を建設するとなると、まずは地盤改良に時間がかかるほか、湧水地の埋め立て、ため池堤防の強化、竹尾緑地中央を走る井尻川の整備など、あらゆる作業が必要となります(今の建設予算は54億円ですが、いったん工事が始まれば、土木費、建設費が膨張していくことが容易に想像されます)。また竹尾緑地は現在、都市公園に指定されているため、ここに建物を建てる許可を得るには、その手続きに最低約1年ほどかかるといわれています。
手光わかたけ案の場合は、中央公民館が建っている場所に建てるので、およそ基礎はできています(予算は約46億円で、竹尾緑地のように建設費が膨張していく可能性は低いです)。現在、建設には最短でも4年かかると言われていますが、手光わかたけ小学校ならば、竹尾緑地5-4制中学校よりもっと早い開校が見込めると私は思っています。
〔長く利用される学校にするには〕
市民の皆さまからの大切な税金を預かる行政府の首長としても、私は施設が市民に長く利用してもらえることを願っています。現在過大規模が叫ばれている福間・福間南小校区の子どもたちは5~8年後には減少に転じ、15年後には激減するため、竹尾緑地に建てられる新中学校の半分は空き教室になると予想されています(市境にあるため、汎用性も低いという課題もあります)。
手光わかたけに新小学校をつくった場合には、周辺に安定して人口が見込める地にあり、市の中心部に位置するため、児童数が激減することはあまり考えられません。
〔新小学校の校区編成は〕
まだ検討段階ではありますが、
・現 神興小校区のうち手光区、光陽台4、5、6区
・現 福間小校区のうち大和1区、2区
・現 福間南小校区のうち光陽台1、2、3区、光陽台南、四角
・現 津屋崎小校区のうち宮司地域の一部
を考案しています。しかし、現在中高学年の子どもたちが新小学校に移動しなければならない、というわけではありません。新1年生や低学年などが少しずつ新小学校に入学・移動するという、ゆるやかな移行プランも必要ではと思います。
〔中学校の校区編成は〕
これも検討段階ではありますが、手光わたかけ小(仮)に入った子どもたちには以下のような形で3つの中学校に分かれていただくことを考えています。
・現 神興小校区のうち手光区、光陽台4、5、6区 → 福間東中へ
・現 福間小校区のうち大和1、2区 → 福間中へ
・現 福間南小校区のうち光陽台1、2、3区、光陽台南、四角 → 福間東中へ
・現 津屋崎小校区のうち宮司地域の一部 → 津屋崎中へ
〔3中学校に分かれることへの負担は〕
私は、新しくできる手光わかたけ小に、特別な構想を抱きます。一見普通の6年制の小学校かもしれませんが、裏山には自然や山小屋があり、思いっきり走れる運動場があり、田植え稲刈りができる田んぼがあり、自分たちで野菜をつくれる畑があり、放課後は子どもの城の児童センター「フクスタ」を利用しながら、めいっぱい「遊ぶ」ことが「体験」出来る学校にと願うのです。確かに3中学校に分かれていくことは、悲しみを伴うこともあるかもしれません。ですが私は、こうして体いっぱい遊んだ子どもたちが、そのエネルギーを3校区に持って出て、今度は新しくできた友達を連れ、慣れ親しんだフクスタに帰ってきてもらいたいと考えています。そうすることで、今度は3校区の子どもたちが混じり合い、今までに福津市になかった出会いと風が生まれてきます。福津市の中央にあって、楽しい福津市をつくる担い手となる「遊び手」をこの小学校で育てていきたい。校区外からの希望者がいれば、受け入れも可能になどと思います。
〔宮司地域のコミュニティづくりに〕
手光わかたけに新小学校を建てることで、解決したいもう一つの問題があります。それは、宮司1、2、3区が長年抱えてきた” 悲しみ ” です。
宮司1、2、3区では、現在225人の児童が校区の津屋崎小へ、137人が校区外の福間小に通っています(福間小に通った児童の多くは、校区の津屋崎中ではなく、校区外の福間中に通うことになります)。
こうした現状のため、この地域では子どもたちの発育を同じ自治会の大人たちが見守る「コミュニティスクール」の機能が、うまく生かされてきませんでした。同じ区の子どもたちが小学校入学の時より分断されていること、地元への帰属意識が育ちにくいことへの悲しみを、私は何度となく耳にしてきました。
手光わかたけ案であれば、宮司1、2、3区の子どもたちはみんな一緒に手光わかたけ小→津屋崎中に通うことができます。手光わかたけに小学校を建てることで、この地域の長年の悲しみに終止符を打ちたいとも思っています。〔学校新設案はなぜ進まないのか〕
教育委員会は、首長から独立した行政委員会として、すべての都道府県や市町村に設置されています。今は『総合教育会議(「地方教育行政の組織および運営に関する法律。平成26年改正」)』の設置により、首長が教育行政を担う教育長含む教育委員さんと教育行政や施策について自由に話し合いができる制度が認められました。しかし首長がいくらお願いをしても、それを採用、案として提案するのは教育委員会の判断です。一方で首長には、教育委員会からの申出に予算が付けられるか、この編成権があります。首長から見て、不可解な予算を申請された場合には、それを断る権利があるのです。教育委員会が竹尾緑地案に熱心に取り組んでいらっしゃることは重々承知しているのですが、行政府の長としては、子どもの安全や莫大に膨れ上がりかねない費用面などを考えると了承いたしかねるところがあり、予算をつけられない、というのが現状です。また、私が昨年からお願いしてきた手光の地案については、竹尾案を提案する教育部に受け入れていただけなかった、という現状があります。
〔市民の皆様にお願いしたいこと〕
教育部、教育委員会と私の考えの相違から、学校新設計画が進まず、市民の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしていることを心からお詫び申し上げます。この状況を打開し、一刻も早く新学校が開設できるよう、今後は市民の皆様にもご協力いただき、福津市全体にとって最良の選択はなんなのかを一緒に考えていければと願っております。
つきましては7月30日の「総合教育会議」で、市長と教育委員さんとの話し合いが行われる(傍聴席が限られているため、現在インターネット中継を検討中です)ほか、8月からは「市民意向調査」といたしまして、無作為抽出された市民の皆様による対話と話し合いの場づくりを、複数回にわたって実施していく予定です。
福津で、かけがえのない子ども時代を送ってほしい。福津が、子どもたちにとって大好きな心のふるさとになるように、みんなの知恵と力でこの難局を乗り越えていけたらと、心から願っています。何卒よろしくお願い申し上げます。
2020年7月17日
福津市長 原﨑智仁
正直、「長ゲー!」と思った次第です。議会の答弁も長くて、結論何なん?って(敬意を込めて)突っ込みたくなります。
ムスメの進路にも関わることでもあるので、冷静にいくつか。
■12月16日の庁議で決定して、あとから「竹尾緑地は危ない」って何なん?
「竹尾緑地は危ない」という見出しがついて、竹尾緑地の危険性を高々と書いてらっしゃいますが、「だったら何で、選択肢から外さなかったの?」というのを、率直に思います。「活断層があって、直下型地震で溜池の堤防が決壊する危険性があるんだったら、公園としてもどうなん?」「そんな公園、危ないから遊んじゃダメ!」って、親だったら思うのですが。。。
庁議って、企業で言うところの経営会議。国分寺市のHPにわかりやすく解説がありまして、
「行政運営の基本方針及び重要施策を審議決定するとともに、各部局間の総合調整を行うことにより、市政の計画的かつ効率的な執行を図るための会議です。」
ということだそうです。
議事録があって、捺印されてると思います。どこかの国みたいに、文書で残ってないかもしれませんが。。。そこの整合性って、どうなんでしょう。教育委員会の独自性は、もちろん担保されることが、この国と地方自治のキホンのキではありますが、このファクト(事実)は、どうこれから説明されるのでしょう?
■(市長の推す)手光だって、守られるべき自然があるんですが、どうよ?
竹尾緑地には、絶滅危惧種の「カスミサンショウウオ」がいるからダメ!という方々がいらっしゃいます。手光にはいないの?いえいえ、いるんです。
手光のわかたけ広場には、子どもたちが遊んでいる里山があります。ムスメの通っていた保育園の隣なので、どんぐりを拾ったりしましたね。竹尾緑地と同様に「ため池」もあり、光陵高校の生徒さんが中心となっている「ビオトープ」があって、カスミサンショウウオの保護もやってます。
これ以外にも、いろいろと(思わず突っ込みたく、ではなくて)論点整理頂きたいことがたくさんありますが。。。さておき、このままだと、教育委員会がなんか悪い組織みたいに言ってる一部の心無い方々の声が大きくなったり(いま教育委員会がやらないといけないのは、コロナ対策!学びを止めるな!!ですよね)して、正直気分悪いです。もうひとつ気分が悪いのは、「SDGsを推進している松田副市長はどうなんだ!」みたいにおっしゃる方々もいます。「コロナのストレスをどっかにぶつけたい」という気持ちもわからなくもないですが、ぶつけるところちゃうやん?と思いますね。いつも「坊主丸儲け!」なんて言われてますが、自分の資産じゃないから、固定資産税払ってないだけで、所得税ちゃんと収めてますって!それはいま関係ないことで、いずれにせよ、市と市民の「対話」がないから、こういうことになるんです。ワークショップやって、付箋貼っても、それでは対話にはならない、ということでしょう。
渦中(禍中!ではなく。)の、福津の学校に学ぶムスメを持つ親として、
■市長(も)おっしゃる、「自然豊かな環境の学校」には大賛成
■新しい時代を生きるチカラを育む教育への投資には大賛成
※GIGAスクールの「ソフト」はどうしますの?
■多様な学びの機会は、既存の設備をフル活用できますよね?
※校区という縛りをみなおしたらいいやん!
※じきに、学校あまりますよってに!
■選択肢「以外」の解決策がきっとあるよ!
※全国から越境してくる学校にしましょうよ。
※政策横断型で、教育・環境・福祉をワンセットで!
って思うんです。
そこで、愛すべきこのまち福津の、愛すべき市長に、
「(選挙前だからこそ)対立軸をつくるような、どこかの国の大統領みたいなことはやめません?全部一旦白紙にして、みんなで考えましょう!」
(結論ありきの、出来レースのような公聴会もダメダメ!)
と申し上げたい、です。
全く関係のないようなこの2つのこと、なのですが、「本質的に同じ」だと、実は思っています。
環境と社会と経済のトリレンマ(3者択一で追い込まれる)ではなく、3者のバランスを取ることが持続可能性にとって大切だということも。ビフォーコロナでは、環境⇔経済の二項対立だったのが、アゲインストコロナでは経済⇔社会の二項対立に移ってしまった。いずれも持続可能な解決には向かわない。どうやって、三項の折り合いをつけていくか。
このまちの持続性を、誰よりも考え、愛すべき福津市の、愛すべき市長のサポーターとして、連日奮闘されている松田副市長のFBの一節を引用させて頂きました。
ポテサラのかあちゃんとクソジジイ、そしてこのまちの学校問題も、環境と社会と経済の「折り合い」ですよね?命短し、この時代を共に生きる・生かされている「浅からざるご縁」を大事に想うと、どう折り合いをつけるか、ということではないでしょうか?SDGsが掲げる、「誰もがその人らしく生きられる選択肢が増えること(universal peace in larger freedom)」が大事にしたいですね。
あくまでも、私個人が思うことです。ご承知のとおり、小さな山寺の「じゅーしょく(住職)」ですので、思うことを「じゆう(自由)」に書いております。特定の方を支援、特定の組織に属しているわけではありません。ご意見ご質問は、直接わたくしにお願いします。
「長げー」のにお付き合い、ありがとうございます。