【速いボールを投げる為には呼吸のトレーニングが必要!】
パフォーマンスを高める為には技術練習以外にも目的に合わせた「身体づくり」が大切になってきます。
例えば140km/hのボールを投げたいと思えば、先ず今よりも球速を速くする為の投げ方を身に付けます。
必ず当てはまるとは言えませんが球速を高める為には「胸を張る」動きが必要になってきます。
この胸を張る動きというのは「肩甲骨を寄せる」事が条件となりますが、よく胸椎のコンディショニングと一緒に取り組まれています。
肩甲骨と胸椎は連動して動くので、このトレーニング方法は間違えではないです。
ですがあるトレーニングをしてから行うことでより「胸を張る」という動作が身につきやすくなります。
〜呼吸のトレーニングで肋骨の機能を高める!〜
呼吸のトレーニングといえばドローインやブレーシングが思い当たるかなと思います。
そもそもこれらはどこの機能を高めているかというと、筋であればインナーマッスルと呼ばれる腹横筋・骨盤底筋・横隔膜・多裂筋が挙げられます。
これらの筋が活性化をされることによって、胸郭と呼ばれる「肋骨・胸椎・胸骨」の機能性が高まるのです。
特に肋骨と胸椎は密接に関わっているので、体幹の機能を高める為にも呼吸のトレーニングは大切だということが理解できますね!
〜ドローイン①(腹式呼吸)〜
1、仰向けで寝た体勢で両足は立て膝にします
2、身体全身の力を抜いて骨盤をニュートラルの姿勢を作ります
3、鼻から息を吸ってお腹を膨らませます
4、吐き出す呼吸に合わせて下っ腹を凹ませるようにして力を加えていきます
5、3〜4を20回程繰り返していきます
呼吸トレーニングの中で一番自分でも意識をしやすいトレーニングです。
お腹に力を入れている時と抜いている時のメリハリを作れるので、初心者でも手軽に取り組めます!
〜ドローイン②(胸式呼吸)〜
1、仰向けで寝た体勢で両足は立て膝にします
2、身体全身の力を抜いて骨盤をニュートラルの姿勢を作ります
3、鼻から息を吸ってお腹を膨らませます
4、吐き出す呼吸に合わせて下っ腹を凹ませるようにして力を加えていきます
5、お腹を凹ませたまま鼻から息を吸います
6、4〜5を20回程繰り返していきます
腹式呼吸と違うのは「お腹を凹ませっ放し」という点です。このやり方では肋骨の動きをより出す事ができるので、ここに焦点を当てたい場合にはお勧めです。
〜ブレーシング 〜
1、仰向けで寝た体勢で両足は立て膝にします
2、身体全身の力を抜いて骨盤をニュートラルの姿勢を作ります
3、鼻から息を吸ってお腹を膨らませます
4、吐き出す呼吸に合わせて、内側からお腹をさらに膨らませていきます
5、もう一度鼻から息を吸ってお腹を膨らませにかかります
6、4〜5を20回程繰り返していきます
ブレーシングは最低限はお腹が膨らんだ状態をキープしていきましょう。吐きながら膨らませる時も実際にはそこまで膨らみませんが、なるべく凹まないように下っ腹に力を加えるイメージです。
これは空気によって腹圧を高めているので、より体幹を安定させる事ができます。この状態で腰部のウエイトトレーニングなどを行うと腰の負担軽減に効果的です。
インナーマッスルは自律神経とも密接に関わっている為、メンタルの安定や怪我の防止にはとても有効な手段となっています。
トレーニング前のウォーミングアップとしても活用してみましょう!
〜【呼吸トレーニングのやり方】〜
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