井上弘保@ベースボールマガジン(動画での指導・講義を展開中!)
野球選手の成長の為に必要な「身体の使い方」・「トレーニング」を中心に発信していきます。
アスリートがメンタル強化に取り組むことで何が得られるのか? パフォーマンスを最大限発揮する為には「心の安定」が必要です。
トレーニングや日常生活において疑問に思った事や質問を回答していきます!
今回は最近話題になっている「球数制限」について話していきます。 ピッチャーの投げ過ぎによる怪我防止の為に、高校野球でも球数制限が設けられました。 これによってプロに行ってからも蓄積された疲労による怪我は未然に防ぎやすくなったと言えてきます。 ですが1つだけ大きな落とし穴がります。それは「ピッチャーの身体作りができなくなる」という点です。 チーム内のポジションにもよりますが、「先発であれば最低100球」を目処に投げられ無ければいけません。 チーム事情によってはそれ以上の球
今回は「変化球を覚えたての選手」に向けた指導となります。 中学年代から「変化球」というものが使われ始めるので、ピッチャーはバッターを抑える為に駆使していかなければいけません。 変化球を使用する目的をもう一度確認していきましょう。 ・決め球として使う ・意表をついてカウント球として使う ・バットの芯を外す為に使う ・タイミングを外す為に使うこれらが変化球の目的として挙げられますが、大前提として「ストレートの質がある」ことが求められます。 これは単純にスピードが速いという訳
肩を痛めてしまう選手には特徴があります。 投げすぎやボールを投げた時の負担に身体がついてきていないなどが挙げられますが、今からでも防げる予防法があります。 それは「身体の使い方を見直す」ということです。 どの様な投げ方をすれば「肩に負担がかからないのか」 以下の投球動作分析をしていくことが大切です。投球フォームが変わってしまう原因としては「疲労・ケガ・更なる成長の為」などありますが、基本の土台を見直すことは大切な作業ですので一度確認をしていきましょう。 〜SSEライ
ピッチャーを経験している選手はよく「肘から出せ」とフォーム指導で言われていたと思います。 動画分析などで見ると「結果的には肘から出ている」のですが、これはあくまでも「身体のしなりによって生み出せれるもの」です。 指導の仕方にもよりますが意識的に肘から出そうとしてしまうと、「腕だけで投げる癖がついてしまう」ので注意が必要です。 〜肘は出しているものではなく結果的に出てくるもの〜実際に投球動作において「腕がどの様な動き」をしているかを説明していきます。 バッティングでもそう
バッティングの際に「ボールを迎えに行ってしまう」ことがよくあります。 スイングの癖なのか、それとも緩い変化球にタイミングが合わず身体が突っ込んでしまうのか。 人によって様々な原因がありますが、一番多い原因は「前足のステップ時に上体が突っ込んでしまっている」事が多いです。 それによって必要以上にボールも速く感じてしまい、ポイントもズレてミート率が下がってしまいます。 〜バッティングの際に上体が突っ込んでしまう理由〜ボールを迎えに行ってしまう原因として「上体が突っ込んでし
スイングの際にバットの軌道が「ボールのラインに乗っていること」をレベルスイングと言います。 ラインに乗る事によって、ボールを点ではなく「線で捉える事ができる」のでミート率が大幅に上がってきます。 またアッパースイングやダウンスイングと違って「ライナー性の強い打球が出やすくなる」のも特徴の1つです。 ただ身体の硬さや動かし方を間違ってしまうと、レベルスイングは成り立ちませんので「フィジカルトレーニングは欠かせません」 特に上半身のモビリティ(可動域)は必須となってきます
ゴロやフライなどを処理する守備練習は「その日の調子に関係なく」プレーができると言われています。 だからこそ基本の練習を大切にしてひたすら反復をしていきますが、逆に基本を疎かにしてしまえばいっこうに成長していきません。 但しボールを処理する時に頭の中が型にハマり過ぎていると、「リズムが無くなってしまい」ボールに合わせる事ができなくなってしまいます。 今回は内野手の「ゴロ捕球」に目を向けて解説をしていきます。 〜内野手がミスをしやすいボールの捕り方〜内野手がボールを取りこ
ピッチャーで投げ方を教わっている時に「下半身を使って投げろ」とよく言われると思います。 ですが本当に下半身を支えている選手は「自然と使えている」のが感覚となります。 無理やり下半身を使おうと意識をしてしまうと身体の力みに繋がったりしてしまうので、以下に自然と使える様にするかが大切なポイントとなります。 ある2つの条件を満たせば「下半身は自然と使えてきます」ので、今回はその話をしていきたいと思います! 〜下半身を使える様にする2つの条件〜先ず土台となる下半身は「柔軟性」
今回は「ピッチャー」における一流選手に共通する条件を探っていきます。 パフォーマンスを高める為には様々な要因がありますが、投げ方やフォームに着目をしていきます。 ベテラン選手の投球技術もパフォーマンスを高める一つの手段ですが、単純に「球速が速い・コントロールが良い・肘や肩を痛めにくい」 備えられるもの持っておいた方が選手として相手を圧倒できます。 但し間違った投げ方やただ筋トレをしただけの球速アップは身体を壊す原因となります。 どういった身体の使い方をすれば、ケガを
パフォーマンスを高める為には技術練習以外にも目的に合わせた「身体づくり」が大切になってきます。 例えば140km/hのボールを投げたいと思えば、先ず今よりも球速を速くする為の投げ方を身に付けます。 必ず当てはまるとは言えませんが球速を高める為には「胸を張る」動きが必要になってきます。 この胸を張る動きというのは「肩甲骨を寄せる」事が条件となりますが、よく胸椎のコンディショニングと一緒に取り組まれています。 肩甲骨と胸椎は連動して動くので、このトレーニング方法は間違えで
ピッチャーが下半身を上手く使う為には上半身の使い方を変えてあげる事も必要になってくる。 大臀筋やハムストリングスなど身体の後ろ側を利用するには「対角に存在する胸郭の位置関係と機能」が求められてきます。 胸郭は「閉じるー開く」と「前方位ー上方位(上向き)」の位置関係と機能が挙げられます。 ハムストリングスの関係を考えると下記になります。 ①胸郭が「閉じていて前方位に存在する」→ハムストリングスの機能向上 ②胸郭が「開いていて上方位に存在する」→ハムストリングスの機能低下
スポーツ時において自分の身体重心を把握して身体を動かせる選手は「身体の使い方(身体操作)」がとてもうまい。 アスリートは前方推進や方向転換・回転運動・垂直推進など多種多様な動きが必要になってくる。ルールもあるがこの能力が比較的高い選手はどのスポーツをやらせても一定のレベルには到達がしやすいのではないだろうか。 身体操作の中に、地面反力を利用した「作用反作用」という運動学がある。地面に足部をつけて行うスポーツであれば誰しもが自然と利用しているものだ。 この作用反作用も身体
人間が運動をする時の下半身の使い方は、大きく分けて2つのパターンがある。 ①骨盤前傾(仙骨)→胸郭の前方重心→肩甲帯の伸展 ②骨盤後傾(仙骨)→胸郭の後方重心→肩甲帯の屈曲 この2つで何が違ってくるのか? ①は大臀筋・内転筋群に加え「内外則ハムストリングス」がメインとして使えています。しかし②では大臀筋・内転筋群をメインで使っています。 スポーツの世界では「パワーやスピード」が求められてくるので、前方重心である程動きには有利になってきます。 ハムストリングスだけでは
野球のピッチャーにおいて下半身で重要な筋肉は「大臀筋・内転筋・ハムストリングス」である。この3つの筋肉のどれかが使えていなければ、必然的に何処かに負担がかかってしまいます。 投げるボールが速くなるほど「身体に対する負担は増えてきます」 身体の中でも弱い筋肉がパンクをしてしまうか、肘や肩に負担がかかり靭帯を痛めてしまう可能性が高まります。 「大臀筋・内転筋・ハムストリングス」の役割として上げられるのは主に下記である。 ①並進運動を力強くする ②踏み出した瞬間に下半身の並
今回は「ホップストレートの3条件」についてです。 藤川球児選手、ゲリット・コール選手、杉内俊哉選手の様に同じストレートでも「球質」は身に見えて違います。 俗にいう伸び上がるストレートやキレのあるストレート、スピードガン表示が速いだけのストレートなどといった所でしょうか。 選手側は狙って球質を使い分けているかもしれませんが、それぞれの特徴をしっかり把握をして練習をするとより練習の狙いがハッキリとして、試合で役立てる事ができるでしょう。 自分のストレートに磨きをかけたい方
・いざアスリートを指導(監督・コーチ・トレーナーetc)するときに何を聞いていけば良いのか? ・どんな指導をしていけば良いのか? 先ず土台となる考え方は指導者であれば持っておくべきです。ただサッカーをやっているから「シュートの威力が強くなるトレーニングを指導しよう!」 その指導方法だと、目の前のアスリートの事を考えたトレーニングではありません。 むしろ選手生命を考えれば、マイナスの面が強いトレーニングにしかならなかったりもします。 指導者としての心掛けを僕の中で解説して