タイ建築探訪 #2 -ナコンパトム建築巡り編-
タイ建築探訪は、タイの特定のエリアやあるテーマに沿った建築を簡単な解説をマップと共に紹介することで、日帰り旅行や数日間の旅行の際に、気軽に素晴らしいタイの建築を体験してもらおう!という事を目的に作っています。Google Mapで作っているので気軽にチェックしてみて下さい。
第2弾は、まずはTwitterでアンケートをとってみました。
結果バンコクからの日帰り建築巡りが人気でしたので今回行ってきました、【日帰りナコンパトム編】の情報をシェアしていきたいと思います。
タイ建築探訪#2-日帰りでナコンパトム建築巡り-
バンコクから西へ車で1時間。バンコクには少ない自然と調和した建築が多く建つ街では、自然を感じられるカフェや、エキゾチックで大きな仏塔などタイの歴史を感じることも出来ます。
実際に一日で巡った全ての場所をマップに落としています。
Google My Mapなのでスマホに入れて巡ることが出来ます。
解説と追加で写真が入っています。
(すべての写真はTwitterにのせています)
1. Patom cafe
バンコクの東へ50km、ナコンパトムにタイの伝統的な素材テラコッタタイルの屋根がかかった自然に溶け込むカフェがある。本当に屋根が浮いているだけなのかと思うほど開放的な店内は自然光に溢れ、自然や小鳥のさえずりを感じながらオーガニックコーヒーを楽しめる。
H鋼の柱のウェブの側にステンレスの鏡面仕上げを施し、柱を虚像とする。また、屋根のエレメントと柱をきっちりと塗装で分けるデザインすることで屋根を引き立て浮遊感を演出。
【建築】Patom cafe :
https://patom.com/
【設計】NITAPROW :
https://www.nitaprow.com/
Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1306483392762978305
2. Chata Thammachart
ナコンパトムの田んぼの中にとんがり屋根のカフェはある。竹でつくられた屋根下空間は風が吹くと稲穂の擦れる音が広がり、腰を下ろすと田んぼに包まれているかのような心地よさを感じる。現時点今年NO.1居心地の良いタイ建築はココ。何時間でも居たい。
竹は引張には強そうだからとんがり屋根にすることで垂れ下がる垂木の頂点で荷重を負担。また、割かれた竹を束ねた部材も結束バンドのように広がろうとする竹材を引張で抑えている。力の流れを感じる。こういう設計は経験がものを言うよなぁ。
【建築】Chata Thammachart :
https://www.facebook.com/ChataThammachart/
【設計】ธ.ไก่ชน THAI Bamboo Architecture :
https://www.facebook.com/thorkaichon/
Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1306813045797076992
3. Wat Samphran
wat samphranで龍に会いに行くのもナコンパトムに行く1つの楽しみ。ドラゴンボールがなくても願い事を叶えてくれるのかはわからないけれども、とりあえず登ってお願い事をしてきた。ちょっとの時間で寄れるのでオススメです。
龍の中が空洞になっていて、そこをスロープで登っていくと屋上につく、実はとんでもない建築です。結構疲れますが田舎の良い感じの景色が見えるので登るのもアリです。
Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1307245584026230786
4. Volcano Prawn Restaurant
ナコンパトムに行った日本人のほぼ9割が訪れるのではないかという有名な火山エビのお店。生ガキも最高です。
5. Phra Pathom Chedi
プラ・パトム・チェディはナコーンパトム県にある高さ約120.45mの釣り鐘状の仏塔です。
3世紀頃インドのアショーカ王がインドシナ半島で最初に建てたと言われています。後にクメール時代にビルマ風に改修されていた仏塔を、ラーマ4世、ラーマ5世の命令により、今の姿に建て替えられました。
高さはタイーであり、世界最大とも言われています。
引用 : https://www.thailandtravel.or.jp/phra-pathom-chedi/
6. NIRAN APARTMENT
カッコよすぎる学生寮。SF映画を彷彿とさせる近未来的な共用部は、超人気バンドのボーカルであるオーナーが、地元学生の芸術教育の発展のために設けたアートホール。ナコンパトムの象徴でもある仏塔プラ・パトム・チェディ (番号5) をモチーフにした空間は圧巻。
ちなみにオーナーはタイの超人気ロックバンドSlot MachineのボーカルであるFoet氏。ちなみに筆者はYesterdayという曲が好きです。
※寮なので、通常は立ち入ることはできません。今回は見学前にアポイントを取り特別に許可を受けています。
【建築】NIRAN APARTMENT :
https://www.facebook.com/Niranapartment-955509934800679/
【設計】RAD studios :
https://www.facebook.com/studios.rad/
Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1307484623455256577
7. Red lotus floating market
元魚養殖場の池に蓮を育てて観光地へ転用。夕暮れ時はオレンジ色に染まる池が美しい。2種の蓮があり、朝に行くとより多くの花が開いているとのこと。水際の水上カフェも心地よさそう。
ドローンでの写真撮影は300THB 船は1人当たり100THB(外国人価格)
(2020年9月時点)
8. RONGSI STUDIO
駐車場から渡し舟でたどり着くレストラン。元精米所をリノベした空間は古材を上手く魅せる温かみのある空間。川沿いに設けられたテラス席には涼しい風と時折聞こえる波の音。料理も美味しく、ナコンパトム日帰り旅行を締めくくるのには最高のディナーでした。(このレストランは帰り道に寄ったのでナコンパトムではなく、正確にはノンタブリに位置します)
リノベする上で構造になるべく負担をかけないように屋根材や装飾も軽い素材であるトタンや膜を使っている。接合部なんかも現場溶接の跡が荒々しく残る感じだけれども、工場のリノベっぽいし楽しめるポイントだ。
【建築】RONGSI STUDIO :
https://www.facebook.com/RongsiStudio/
Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1307951408373575683
アクセスが特殊なので、少し説明を入れます。
下記地図が対岸にある駐車場です。
そこから川沿いまで歩くとRONGSI STUDIOの看板がありますので、川沿いに歩くと渡し舟の乗り場があるのでそちらからレストランまで渡ることが出来ます。
また、こちらのレストラン兼ホステルではアクティビティとしてホタル観賞ツアーも行っています。
夜に訪れる方はぜひ店員さんに聞いてみて下さい。(有料です)
以上、ナコンパトム建築巡り編でした。
ゆっくりしたいのであれば一泊旅行がおすすめですが、日帰りでも十分に楽しめるので、バンコクを拠点にした観光や、バンコクにお住まいの方の週末日帰り旅行等でぜひ訪れてみて下さい。
また今回は運転手付きレンタカーを利用し、建築巡りをしましたがその様子もnoteにまとめていますのでぜひご覧いただければと思います。
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