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【読書】「人生フルーツサンド」歳を重ねるほど、気負わずしなやかに。

私は、
食べ物がタイトルに入っている本
表紙に食べ物のかわいいイラストが入っている本
が大好きだ。

で、最近見つけた本。

大平一枝(おおだいら・かずえ)さんの
「人生フルーツサンド 自分のきげんのつくろいかた」


はじめに

みずみずしい果実を自分の内に育て、歳を重ねるほど気負わず、しなやかに生きる人に。

はじめに 

この、「はじめに」の文章を読んで、引き込まれた。

気持ちがほっこりと、
少し力を抜いて生きていくための何かをくれる一冊になるのでは。

今、読み終え、こんなふうに考えたら楽だな、生きやすくなるなと思うところがたくさんあった。

少しだけ、ご紹介したい。
(本文引用あり)

※この本には、「北欧暮らしの道具店」さんの連載記事がいくつか入っている。北欧暮らしの道具店が好きな方は、この本も興味深く読めるかもしれない。


心に残った文章はここ!

自分や誰かを責めるのではなく、気圧や月曜日や、信じている神様のせいにするくらいが楽ちん。そういうなだめ方をひとつでも多く持っている人が、じつはいちばん強いと最近わかってきたところなのである。

ストレスと神様

当たり前と思っていることのひとつひとつが、じつは驚くほど美しかったり、素敵だったり、感動に満ちているのだと。

あのときの空もきっと

目先の利便や効率だけをものさしにしていると見えなくなることがある。損得で計れない、理屈ですっぱり分けられないなにか。

年賀状とハノイの旅とフリーペーパー

子どものきげんがいいと、自分のきげんもよくなるということだけは知っている。そして、人生のある時期、自分のきげんを上手にとれなくてもいいのだとも思っている。(中略)
モノではない。流れる時間の質で日々の充実度は変わる。健康やルールを気にしすぎると、見えなくなることは少なくない。

自分のきげんのとりかた

人付き合いが苦手な人はどれも「期間限定」と思えば、小さな煩わしさも割り切れるのではないか。(中略)期間限定はけして悪いことではなく、誰もが子育てに不安なときに、同じ立場同士、情報や哀楽を共有するのはあたたかな支えになる。

期間限定の友情


大平さんの、柔らかな価値観。
この本には、人生を生きやすくしてくれるヒントになることが詰まっていた。

気負わず、しなやかに、ご機嫌に。


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