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【音×科学】EP.1神はサイコロを振らない?

こんにちは、すみひろと申します。
音楽と科学に関する、すみっこの話題をひろって、ひろめて、noterさんのインスピレーションを刺激する活動をしています。

第一回の今日は、音楽と科学を融合した、奇跡のような話題をお届けしようと思います。

1.はじまりの物語

それは古本コーナーからはじまった

僕は昨日(2025/1/11)、この記事を書くにあたり、何かネタがないかなぁと、たまたま近所の古本コーナーで、『音と科学の科学文化史』という本をぐうぜん見つけました。

この記事は1972年4月、アメリカ音響学会の会期中に急逝したF.Vハント氏の未完の著書『音響学における源流(Origin in Acoustic)』を題材にして執筆しています。

「これ以上筐底に秘すと、ついには死蔵に終わることをおそれ、むしろ、この原稿をあるがままに公行するにしかず」

〜R・E・アプフェル〜

みなさんは″音の科学″の起源は、どのくらいさかのぼれると思いますか?

言葉や音楽としての音の起源は、人類発祥の600万年前になりますが、″音の科学″は、紀元前6世紀のピュタゴラスが行った、音楽と弦の振動に関する研究が発祥とされています。

2.本紹介

『音の科学文化史』

急逝したF.Vハント氏が残した遺作は、全四章で、一章と二章がほぼ完成した状態で見つかりました。

しかし、三章以降は原稿が不足している状態だっため、教え子だったR・E・アプフェル氏とその仲間たちが、残された原稿を元に出版されたのが、『音の科学文化史』です。

1.観測の起源 ‥◯
2.実験の起源 ‥◯
3.理論の起源 ‥△未完
4.制御と開発の起源 ‥×無し

〜『音の科学文化史』目次より〜
〜『音の科学文化史』表紙〜

″音の科学″は、紀元前6世紀のピュタゴラスが行った、音楽と弦の振動に関する研究が発祥とされ、哲学者ピュタゴラスと、その師、ミレトスのタレスが古代ギリシャ文化に数学を導入し確立した。

そうして、タレスとピュタゴラスの知的開拓者により、音の物理は検証されていきました。

なお、ピュタゴラスというと、直角三角形の辺の自乗の和に関する、有名な定理がありますが、歴史的には諸説あるようです。

本の裏表紙

古本なので、本の裏表紙にメモがありました。

学校の本だったのか、それとも生徒が使った本なのか、定かではありませんが、1984.6.8(昭和59年)とあり、信州大学工学部とメモが残っていました。

こうして時を経て、自分の手元にあり、そして、今みなさんにお伝えしていることに、何か不思議なご縁を感じます。

3.曲紹介

『タイムファクター』

この記事のタイトル、「神はサイコロを振らない」というセリフは、相対性理論で有名なアインシュタイン博士の言葉です。

それをバンド名として活動している「神はサイコロを振らない」の楽曲から、『タイムファクター』をご紹介いたします。

この曲は、アニメ『ワールドトリガー』のOP曲で、異世界への探求と、異世界人との抗争を描いた作品ですが、師匠から弟子への伝承がテーマとなっています。

神はサイコロを振らないと思ったら、たまにはサイコロを振るんだなぁと、しみじみ思いました。

まあ、もしかしたら神さまのことだから、僕がサイコロを振ることすら、お見通しなのかも知れませんが‥

永遠のテーマですね笑

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4.マガジン紹介

『歌詞のパティシエ』

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5.次回予告

EP.2古代科学と現代物理への架け橋とは?

以上、すみひろでした。

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