【約300キロ】長距離運転の疲れが翌日に出る
私は約300キロの長距離運転をして家に帰ったことがあります。
この運転の疲れが翌日に出ることは十分にあり得ます。これは、運転中の身体的・精神的な負担が蓄積し、疲労回復が追いつかない場合に起こります。以下の理由やメカニズムについて詳しく説明します。
1. 長距離運転が引き起こす疲労の原因
身体的な負担
筋肉の緊張
長時間同じ姿勢でいると、特に首、肩、背中、腰、足の筋肉が緊張しやすくなります。血行不良が起こり、筋肉に疲労物質(乳酸など)が蓄積され、翌日に痛みやだるさとして現れます。
目の疲労
長時間道路を見続けることで、眼精疲労が蓄積します。これが頭痛や全身のだるさを引き起こすこともあります。
精神的な負担
集中力の消耗
運転は注意力を必要とする作業であり、特に交通量が多いエリアや高速道路では、精神的な疲労が増大します。
ストレス
渋滞、予測不能な他車の動き、時間的なプレッシャーなどがストレスとなり、これが翌日まで影響を及ぼすことがあります。
体内リズムの乱れ
運転中の不規則な生活
長距離運転中は食事や水分補給、休憩のタイミングが乱れやすく、これが疲労回復を遅らせる原因となります。
2. 翌日に疲れが出る理由
遅延性疲労
運転後、疲労物質が完全に代謝されない場合、翌日に「遅れて」疲労感や倦怠感が出ることがあります。
筋肉の緊張が解消されないまま眠ると、翌朝さらに筋肉痛やだるさが増すことがあります。
自律神経の乱れ
長時間の集中で交感神経が優位な状態が続くと、自律神経が乱れ、睡眠の質が低下します。その結果、翌日に疲労感を引きずります。
睡眠不足や質の低下
運転後に疲れすぎてしまうと、逆にリラックスできず、深い睡眠が取れないことがあります。これが翌日の疲労感に繋がります。
3. 疲れを軽減する方法
運転中の対策
定期的に休憩を取る
1~2時間ごとに10~15分の休憩を取る。
軽いストレッチや深呼吸で血行を促進。
適切な水分補給
水やお茶などを定期的に摂り、脱水を防ぐ。
姿勢を意識する
長時間の悪い姿勢を避けるため、腰や背中をサポートするクッションを使用。
運転後の対策
ストレッチやマッサージ
運転後に軽いストレッチや、温かいお風呂に浸かることで筋肉の緊張をほぐす。
質の良い睡眠を確保
就寝前にスマホやPCの使用を控え、リラックスして眠る環境を整える。
食事での回復
タンパク質やビタミンB群(疲労回復に役立つ)を含む食事を摂る。
翌日のケア
軽い運動
ウォーキングやヨガなどで体をほぐし、血流を良くする。十分な水分と栄養補給
特にビタミンCや抗酸化作用のある食品を摂ると回復が早まります。
4. 中医学的な視点
「気」の巡りの停滞
長距離運転は「気」の滞りや血行不良を招きます。中医学では、軽い運動や温活で「気」を巡らせることを推奨します。気滞が酷くなって翌日に連動する。おすすめの漢方薬
補中益気湯: 疲労回復と免疫力向上に。
四逆散: ストレスを和らげ、気の巡りを良くする。
※ちなみに補中を飲み当日は乗り切りましたが、翌日は爆睡してしまいました^^;
薬膳の提案
クコの実、なつめ、しょうがを入れたスープやお茶は疲労回復に役立ちます。
結論
長距離運転の疲れが翌日に出ることは珍しくありません。その原因は身体的な負担、精神的な疲労、自律神経の乱れなどが複合的に関与しています。
運転中や運転後の対策をしっかり行い、翌日のケアにも注意すれば、疲労を軽減し、回復を早めることが可能です!