【五臓六腑と奇恒の腑】中医基礎理論
今回は「五臓」「六腑」「奇恒の腑」について、各々の役割と特徴を詳しく解説します。
1. 五臓の役割と働き
概要
五臓(肝・心・脾・肺・腎)は、生命活動の基礎を支える器官群です。五臓の役割は、精気(生命エネルギー)を蓄え、体内に必要なときに使用できるようにすることです。「精気を蔵して瀉さず」とある通り、蓄える性質が強く、これが生命活動の維持に重要な役割を果たします。
機能と特徴
精気の生成と蓄積:五臓は食べ物や呼吸などから得られたエネルギーや物質を精気として蓄えます。