マニィ大橋

山口県で映画コメンテーターをやっててテレビやラジオにちょこちょこ。映画製作にもちょいちょい関わり。ほんでもって発達障害(ADHD/LD)の診断持ち。映画に関するあれこれのほか、ハランバンジョーな僕の人生を書きます。多分、きっと、そのうち(笑)

マニィ大橋

山口県で映画コメンテーターをやっててテレビやラジオにちょこちょこ。映画製作にもちょいちょい関わり。ほんでもって発達障害(ADHD/LD)の診断持ち。映画に関するあれこれのほか、ハランバンジョーな僕の人生を書きます。多分、きっと、そのうち(笑)

最近の記事

リプート記念!「新幹線大爆破」と山口

以下の記事は、山口市の地方紙「サンデー山口」に2020年6月3日付で掲載されたものを、サンデー山口の開作真人社長(僕と同じベイスターズファンでレノファサポーター!)に承諾を頂いて掲載したものです。 対談している「小林」さんはtysテレビ山口の番組ディレクターとして活躍し、「セニョール小林」名でタレント活動もされていた方で、僕が小学校1年生の時に同じクラスで後ろ前の席になって以来の幼馴染で映画仲間です。 オリジナル記事はこちらから!↓ 【新型コロナに負けない!】セニョール

    • 映画「身代わり忠臣蔵」と忠臣蔵映画

      映画「身代わり忠臣蔵」を観ました。 面白かったです。原作と脚本の土橋章宏さんは「超高速!参勤交代」でも原作・脚本を書かれてました。 土橋さんという方は「超高速!参勤交代」で2011年に「映画脚本家の芥川賞」「新人脚本家の登竜門」とも呼ばれる(そうWikipediaに書いてある笑)城戸賞を審査員の満点で受賞された方です。 そののち、この脚本を小説化されたのち、映画化されてヒットし、続編も製作されました。 城戸賞って、東宝さんや東映さん、松竹さんら大手映画会社で作る日本映画

      • 映画の思い出②亡き母と「メリーに首ったけ」

        キャメロン・ディアス主演「メリーに首ったけ」は、アカデミー賞作品賞受賞作「グリーンブック」のピーター・ファレリー監督によるお下劣下ネタラブコメディです。 本当にバカバカしくて笑える傑作で、ある意味突き抜けていて、なーんの思想性もないくだらなさが素晴らしいです。 この映画、1999年日本公開ですが、山口県では僕が勤めてた新聞社が試写会を主催することになって、募集から上映まで仕切りをさせてもらい、思えばこれが初めての「映画」に関わる仕事でした。 でもこの試写会の途中、当時入

        • 計算できんで何が悪い!リターンズ④運動ダメな僕を救ったキャッチボール

          僕は、子どもの頃も今も、運動が極端に苦手です。 例えば…走るのは恐ろしく遅いですし、短距離走も持久走も、運動会や持久走大会などで小・中・高校・大学を通して最後尾以外になったことがありません(笑) 球技など、どんなスポーツも何をやっても形にならないと言うか、少々トレーニングや練習をしてもお話にならない低レベルから脱せず、日にちや時間をかけて練習しても上達しませんでした。 なわとびはすぐに引っかかるし、水泳は泳げはしますが前になかなか進まないし、鉄棒に至っては人生で一度も逆

          計算できんで何が悪い!リターンズ③切ない“忘れ物”の思い出

          ※タイトル写真はイメージです。 僕は、小学生の頃、ほぼ毎日「忘れ物」をしていました。 教科書、ノート、教材、筆箱…何がしかを必ず忘れてしまうのです。もちろん、わざと忘れようとしているのではなく、毎日の日課揃えで気をつけてはいるし、母親も気にかけて手伝ってはくれるのだけれど、それでも何かを忘れるのです。 これに関しては小学校の3年生ぐらいになると、あまりの酷さに両親も諦めてしまって、忘れ物をして毎日のように先生から注意されても、親としては「またか」ぐらいで、あまり気にも止

          計算できんで何が悪い!リターンズ③切ない“忘れ物”の思い出

          計算できんで何が悪い!リターンズ②「はれた日のかさ」

          ※タイトル写真はイメージです。 小学校4年のある日、僕は担任のH先生に呼ばれました。 H先生は、当時、40代の女性の先生でした。その日、毎日決められている量の宿題を全部提出していない(正確にはできない)こと、提出している漢字ノートのノルマが毎日こなされていないこと、マス目に漢字が入りきれていないうえに汚く誤字だらけであること、そして毎日必ず何かの忘れ物をすることなどについて…きつく指導されました。 3年の担任だったN先生は、忘れ物に関しては厳しかったのですが、学習面でで

          計算できんで何が悪い!リターンズ②「はれた日のかさ」

          計算できんで何が悪い!リターンズ①幼稚園をクビになった日

          ※タイトル写真はイメージです。 僕は年中の1年間、幼稚園に通ったところで、そこの幼稚園から退園させられました。 親父と母が園に呼ばれ、「これ以上うちでは預かれないので、他の園に通うことを検討してほしい」と言われたようです。 ずいぶん昔のことではありますが、僕がよく覚えているのは、テレビのある居間で、何やら親父と母ちゃんが深刻に話し合いをしているそばで、僕はミニカーで遊んでいたことです。 何を話しているかはさっぱりわからないものの、その深刻さだけは敏感に感じ、それでも感

          計算できんで何が悪い!リターンズ①幼稚園をクビになった日

          映画「百円の恋」と松田優作さん

          「規模じゃない、人間なんだ」 以下は、映画「百円の恋」公開直前の2014年10月25日にテアトル新宿で開かれた、松田優作さん特集上映・スペシャルトークでの、俳優・写真家、松田美由紀さん(松田優作さんの奥様)のお言葉です。 美由紀さんが仰った「周南映画祭のスタッフの熱意のある人」は勿体なくも僕のことなのですが、今この記事を読むと、ここで言われた「熱意」を、今の僕は持ち続けているのか?正直、それを自分に問いたいです。 そして、優作さんの「育ての父」だった名プロデューサーで、

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          映画「凪の島」のこと

          エンドロールで僕は作家・脚本家・俳優の室積光さんと連名で「ストーリー/脚本協力」とクレジットされてますが、映画「凪の島」については、企画当初から、長澤雅彦監督の脚本づくりに参加させていただきました。 具体的には、2020年の初め頃から、監督が明確にイメージしている主人公の少女「凪」の人物像と物語の核となるその家族のエピソードや設定を聞きながら、室積さんと共同で島の人々のエピソードやキャラクターを作り、さらに3人で膨らませていく…という作業をしました。 ミーティングで出たア

          映画「凪の島」のこと

          #面白い日本映画400作品挙げる

          Twitterで「#面白い日本映画4作品挙げる」とハッシュタグを見つけたので、僕も挙げようと思ったのですが、とてもじゃないけど「4作品」は少なすぎる、と思ったので、とりあえず何も考えずに心に浮かんだ、自分が面白いと思う「日本映画」を400作品を浮かんだ順に書いてみました。もしかしたらダブっているものもあるかもですが、そこは思い浮かんだものを書きなぐっているのでご容赦を😁 吸血鬼ゴケミドロ 昆虫大戦争 サンダ対ガイラ 大魔神 大魔神怒る エスパイ 海底軍艦 宇宙大戦争 妖星ゴ

          #面白い日本映画400作品挙げる

          佐々部清監督を偲ぶ

          ※見出し写真は2019年の第10回周南「絆」映画祭にて “映画の伝道師になれ” 「映画の伝道師になりなさい」 これは、2009年、僕が山口朝日放送の番組「シネキング」のメインMCに「マニィ大橋」としてレギュラー出演が決まった時、佐々部清監督から言われた言葉です。 この番組は僕が新作・旧作問わず映画の紹介・解説ほする深夜番組で、9年間放送されました。 テレビで映画の解説をする…これは幼い頃からの夢でしたが、実は佐々部清監督も、テレビの映画解説者になることが少年時代の夢だ

          佐々部清監督を偲ぶ

          映画の思い出①亡き父と「砂の器」

          ※タイトル写真は映画「砂の器」に登場する島根県奥出雲町にある亀嵩駅(かめだけえき) 6年程前に亡くなった親父は大正14年生まれで、大工さんだった。いわゆる「職人さん」で、普段は寡黙。基本優しかったが、とても頑固で、怒ると怖かった。映画やドラマに興味もなかったし、相撲中継以外はテレビもあまり見なかった。 ただ、父は偏屈だったが、僕の教育には寛容で、勉強やスポーツができなくても絶対に責めなかったし、学校の様子を自分から聞くこともなかった。 怒られたことはあったが、それは嘘を

          映画の思い出①亡き父と「砂の器」