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ストレスを回避するABCDE理論

昨日の続きです。

ストレスは認知次第という話を昨日は書きました。

ストレスを回避するには、認知を修正すれば良い、そのために効果的なのがアメリカのカウンセラーであるアルバート・エリス氏が提唱した理論である「ABCDE理論」です。

ABCDE理論
A=Activating Event(出来事や外部からの刺激)
B=Belief(受け止め方、認知、解釈)
 RB=Rational Belief(合理的な良い思考)
 IB=Irrational Belief(非合理的な悪い思考)
C=Consequence(結果)
D=Dispute(反論、または「Dialogue」として自問自答)
E=Effect(効果や影響)

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出典:https://impro-club.com/coaching-psychology/10335

上記が「ABCDE理論」です。

ストレスになるかどうかは、B=Belief(受け止め方、認知、解釈)によって決まります。

Aの出来事によりCの結果がストレスとなるかどうかはB(認知)によるということです。

上記の例で言うと、

A=仕事で失敗する

B=自分は人並み以下だと感じる

C=自信喪失という結果を得る

つまり自分は人並み以下だと認知することで、仕事に対する億劫さというストレスになり、自信喪失につながっています。

例えば、このBを「失敗はチャレンジしている人にしか訪れない」や「上手くいっている人は必ず失敗も経験している」という解釈をすれば、Cはやる気やモチベーションに変わるでしょう。

Bの認知を修正するために、DやEのプロセスがあります。

ネガティブな認知をした時に、D(反論)をしてみます。

自分は失敗してばかりだろうか?上手くいっていることもあったのではないか?最初から上手くいったことよりも失敗を糧にして成功に繋げてきたことも多かったのではないか?

こうしてD(反論)することで、新しい認知ができることに気づき、ポジティブな感情に修正できます。

これがE(効果)です。

明日に続きます。

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