ナンバーワンよりオンリーワン!
タイトルにすると安っぽく聞こえますね。。。今回はオンリーワンになる方法を色々な本を読んだ感想を踏まえて、実体験も交えながら書いてみようと思います。
まずはじめに物事を習得するには最低1000時間は真剣に取り組む必要があると言われています。感覚的にとらえづらい「量」で示すのではなく、具体的に「時間」で示されるとわかりやすくて目標も立てやすいです。
わたくしも数年前から英語を毎日1時間、勉強しようと決めました。さぼってしまった日もあるので、1時間×日数ではないと思いますが、現時点でおよそ400時間ほど勉強してきたでしょうか。最近はTOEICの勉強アプリばかり使っているので、英会話ができているという実感はないですが、TOEICの疑似的な模試をなんどか受けてみたところ、600点前後は取れるようになっていました。この点数の評価は人それぞれだと思いますが、2年前にTOEICの試験を受けた時が360点だったことを考えると成長はしているようです。
ちなみに一般的には語学習得には2000時間は必要と言われているのですが、1000時間は学生の時に学んでいるということで、残りの1000時間をどう頑張るかということになっています。
終身雇用制度が崩壊して、これからは個の時代と言われるようになって、少し時間が経過しました。これから更なる格差を生みだしそうなこの時代をどう生き抜いていくか。1つのスキルだけ身に付けていても、なかなか人より突出することはできなくなってきています。(話がややこしくなるので、「信頼」とか「人脈」など人とのつながりがもっとも大事という話はいったん置いておきます。)
これからの時代を、生き抜くにはどうするか?割と有名な答えになりますが、「複数のスキルを磨いて、それを掛け合わせる」ことが大切になりそうです。
個人的には意外性のある掛け合わせが面白そうな気がします。面白いという言葉は少し語弊を生むかもしれないですが、自分が面白いと思わなければ他人を巻き込むことは難しく、継続性が乏しく、結果的に独りよがりになってしまいます。また、人からも面白いと思われないと関心を持ってもらえず、このご時世ではせっかくの能力が埋もれてしまう可能性もあります。ナンバーワンになるためには「面白い」という要素はあまり必要ではない気がしますが、オンリーワンになるためには大事な要素だと個人的には思っています。
英語×プログラミングができる人はたくさん存在するので希少性は生まれづらいですが、税理士さん×歌手はどうでしょうか?漁師さん×手芸のプロはどうでしょうか?組み合わせ一つで魅力的な人に見えてきませんか?もっとスキルを持っている人はもっとチャンスが出てきます。1つ1つのスキルが平均以上でオンリーワンになっていなくても、掛け合わせることでオンリーワンになれるチャンスが転がっているように思います。要は発想力と自己分析と社会で何が求められているかを察知する能力。これらが大事な気がします。
冒頭で1つのスキルを習得する時間の話をしましたが、1000時間取り組むこと以外にも今、自分自身が仕事として関わっている業務も1つのスキルだと思います。どんな職種であっても、仕事として取り組んでいるのであれば何かしらは経験としてスキルが身についているはずです。あとはそのスキルに何かをプラスαできればオンリーワンに近づくと思います。会社の中でのオンリーワン的な存在です。大切なのは何を掛け合わせるか。
終身雇用が崩壊しているという言葉とは矛盾しますが、会社の中でオンリーワン的な存在であれば、本人が思っている以上に外の世界でも生きていけるはずです。
一番大切なのは自分自身を振り返ってみて、何ができて(=自己分析)、これからどんなスキルを身に付けたいか、スキルを組み合わせるとどんなことができるか?を真剣に想像することだと思います。そして、自分の未来が想像出来たら即行動です。これもとても大事です。なんなら行動しながら、理想像を微調整していけばいいと思います。
1000時間といえば、1日3時間で1年間、1日1時間だと3年間で達成できます。数字上は想像よりも大変ではない気がするので(実際は大変です・・・)、あとは何を頑張るかと継続あるのみ。6月も残りわずかとなり、今年も半分が終わってしまいますが、7月から何かをはじめてみてはいかがでしょうか?