第14回定期勉強会
こんにちは😊
去る6月30日(木)に、第14回オンライン定期勉強会が行われました✨✨
今回は、”広島義肢製作所”の門前行正先生から、
「義肢装具士と語る」
というテーマで講義をしていただきました🥸✒️
今回の勉強会では、参加者の皆様から事前にいただいた質問に答える形で講義が行われました。
事前質問では、
◎装具作成の時期や適応など
◎装具を作成する際に義肢装具士が行う評価
◎装具作成における多職種連携
◎装具作成時にセラピストに求める情報
◎装具を作成をする際に大切にしていること
などの質問が挙がっておりました。
✅装具を作成するときの評価のポイントとして、
◎目的をはっきりさせる
:目的に優先度をつけることで装具の仕様が決定する
◎局所ではなく全体を見る
:全体を見ることで局所の問題点を考えるとともに、全体と局所を行き来して、子どもの動きの特徴やパターンが見えてくる
◎正しく診る
:関節の動きは三次元で正しく、表現し、代償動作を見抜くことが重要
◎病名だけでなく症状で考える
:同じ病名でも症状に違いがある。個人の姿勢や歩容の個性の中に代償動作の原因が隠れている
の4つのポイントが挙げられました。
✅装具完成時に伝えることとして、
の4つのポイントが挙げられました。
上記の情報をセラピストと共有することで、
装具使用中にセラピストが「何かおかしいな?」と変化に気づき、作り替えや修正のタイミングの判断につながればと話されていました。
✅装具作成時にセラピストに求める情報として、上から優先度順に
が挙げられました。
義肢装具士はなかなか家族との時間を確保しにくいことがあり、
装具使用には家族の理解が必須であるため、家族への説明と理解が最も重要と話されていました。
最後に、門前先生が装具を作成をする際に大切にしていることは、
「その子に合っているか」であり、
その子に合っている装具=目的に合っている装具であり、
家族や医師、セラピストの意見を参考に義肢装具士がアイデアを取捨選択して残ったものがその子に合うと考えて作られた装具になると話されていました。
今回の講義を通して、義肢装具士とセラピストでどのように連携をしていくことができるかのヒントになり、そこには子どもや家族の思いが中心になるのだと感じました。また、講義の際に目的やこうしたいという思いが明確であれば「形にできる!」と言われていたのがとても印象的でした🙃🔥
また、門前先生より、今回の講義や装具に関する質問やご相談があればお気軽にお問い合わせください!とのメッセージをいただきました✨✨
門前先生に質問やご相談がある方は下記までご連絡をください🙋
pediatric.reha.hiroshima@gmail.com
今回も多くの方に参加していただくことができました!
参加していただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました😀🙏
次回は7月29日(金)21:00〜
「小児領域におけるST療育コンサル事業
〜7か月経過して皆さまにお伝えできること〜」
について講義していただく予定です。
広島県近辺で活動している方で興味を持たれた方は、是非とも参加していただければと思いますのでよろしくお願いいたします🥺🤲