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第29回定期勉強会

こんにちは😊
去る12月18日(月)に、第29回オンライン定期勉強会が行われました✨✨

今回は、“株式会社奏音 いろは訪問看護リハビリステーション”の前重壮寿先生から、
「PTが地域で小児の参加・活動に関わるということ」
というテーマで講義をしていただきました🥸✒️

今回の勉強会では、PTとして前重先生がどのように参加への関わりを行ってきたのかを中心に講義が行われました。

1.小児における参加と活動

まず、小児分野における参加の重要性をICFとF-wordsを用いて説明されており、
脳性麻痺児・者の家庭参加、課外活動、地域活動への参加状況や発達障害を持つ幼児の参加に関する親の視点について文献が紹介されました。

✅Orlin MN, et al. "Participation in home, extracurricular, and community activities among children and young people with cerebral palsy." Developmental Medicine & Child Neurology 52.2 (2010): 160-166.

✅ Coussens M, et al. "Parents' perspectives on participation of young children with attention deficit hyperactivity disorder, developmental coordination disorder, and/or autism spectrum disorder: a systematic scoping review." Child: Care, Health and Development 46.2 (2020): 232-243.

2.地域に関わるリハ職としての視点

次に、前重先生が実際に行ってきたヨットや旅行、事業所のイベントなど、利用者との参加への関わりについての話がありました。

ここでは、実際の参加の場を知っていれば介入時の課題設定などを工夫することができることや、利用者が主体となってやりたいことを実現するためには日々の関わりや介入が重要であると言われていました。

3.サッカーを通した発達支援の取り組み

最後に、現在前重先生が関わられている「さっかぁりょういく」ついての話がありました。

「さっかぁりょういく」一般社団法人日本発達支援サッカー協会が行っている発達障害を持つ子どもを対象にサッカーを通して楽しみながらコミュニケーション能力の向上や集団ルールの理解などを支援する活動です。
この活動の具体例やPTの視点を生かした役割を紹介してくださりました。

✅一般社団法人日本発達支援サッカー協会

今回のまとめは以下の通りです。
小児における活動と参加への関わりは、
・本人・家族が主体
・ICFとF-wordsを念頭においた全体像の把握
・つながりを意識した介入や支援
・日々の臨床とコミュニケーション
・地域資源、ネットワークなどの情報共有
・支援者も一緒に

が重要になります。

今回の講義を通して、子どもや家族が主体となって地域のいろいろな場面で実際に参加を支援することの重要性を感じました🙃🔥

今回も多くの方に参加していただくことができました!
参加していただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました😆🙏

広島県近辺で活動している方で興味を持たれた方は、是非とも参加していただければと思いますのでよろしくお願いいたします🥺🤲

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