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ほっこりできる授業「自己の存在」を求める子どものための3つのキーワード

知識ではなく「自己の存在」を求めている子ども

子どもから「勉強ができるようになりたい」この言葉が出てくると、すかさず、先生は「いっぱい勉強すると頭がえらくなる」と言い、黙って指示されたことをひたすら続けるように言う・・こんなイメージを想像しませんでしたか?
さて、皆さんの幸せのイメージとは、どんなものですか?家族の団らん?好きな趣味に没頭?自然と一体になる?
幸せの時はゆっくり時間が過ぎていませんか?

学校は、せわしいです。今やタブレットで次々と出てくる問題にゲーム感覚で、ついつい早押ししてしまう・・〇が出たら「やったあ」と叫ぶ。
一瞬ドーパミンが出て、一瞬の幸せ感・・しかし、報酬系のホルモンは、報酬がないと、発動されないのです。クラス崩壊を起こしかけている先生は、子どもを喜ばそうと面白いしかけを授業ですると大うけ、よかったと胸を撫でおろし、「じゃ、練習問題ね」というと、机に突っ伏して「授業つまんね・・」と言われる。子どもからウケル、楽しい授業に憧れる先生は多いかもしれませんが、はじめだけで飽きられたら、授業は提供されるものと勘違いされ、先生への要求が増えていきます。(筆者の経験談)

オキシトシンは、お母さんが子どものを手を握ったときに安心感を与えるような幸せホルモンと言われています。また、ずっとその状態を保ってくれます。
ここまでをまとめると、望ましい環境は

・「自己の存在」を知るには「他者の存在」が必要です。
・幸せホルモンが出れば、安心できるし、その状態が持続します。
・自分の中にもともとやる気(内的動機づけ)がない子には、外的動機づけが必要(今後説明をしたいと思います)

さらに、「聞き逃し」や「見落とし」する子どもへのアプローチを3つにまとめると
・「聞き逃し」のためにゆっくり話す
・「見落とし」のために指さして話す
・短期記憶の保持が難しいので、周りの子が足りない情報を提供する

「君が居て、私が居る」という環境を保つための3つのキーワード

・友だちが「見る」「聞く」の情報を与えるために、確認の機会を5回(3分から5分)とる。
・やる気のない子には、周りの子どもの「一緒にやればできるよ」「大丈夫」などの声かけで外的動機づけを行う(この言葉をみんなで共有、一人1授業で3回は言ったり聞いたりする
・先生は、子どもの発言をまつ。(質問したら20秒まつ

これをすると、授業は間違いなくゆったり進みます。ぜひお試しを・・





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